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インタビュー時:45歳(2012年4月)
女性・首都圏在住。大腸がん検診は夫の会社からの補助を利用して、人間ドックで3~4年前から受けるようになった。それまでは、子育てが大変だったし、体に異変を感じることもなかったので、時間をとって人間ドックを受けようという気持にはならなかった。ただ、定期的に受けることによって、自分の体に関心を持てるし、早く発見することで早く治療ができるかもしれないので、市の検診も含めて受けていきたいと思う。
語りの内容
―― そうですね、結果を知らせてくるわけですけれども。
はい、はい。
―― それは、どういった、あのー、…何というか、お知らせの仕方を。
お知らせは、もう封書。ですね、封書で腸だけじゃなくて全て。あの、血液検査とか、あとは、エコーとかも入るので、そういったものも含めて全部になりますので、何かこうとりたててこう…何か重たい感じもなく、あの、ほんとにプラスかマイナスか。マイナス、ああ、大丈夫ぐらいの…感じなので。……そうですね、もしかしたら、その例えば、乳がんの検査、あのー、マンモグラフィーとかエコーとか、あとは子宮とかの検査に比べると、何か、…もともと、その便を採ること自体に、がんっていう結びつきがあんまり、わたしの中ではなかったので、……その受け取るときも、そんなに重くは感じなかったですね。ただ、例えば、腸に何か、腸っていうか、便通の問題があってとかで、受けられる方とかは、もしかしたら、……深刻かもしれないんですけれども。わたしは、ほんとに、…セットで受ける感じだったので、特にその腸が気になってっていうことはなかったので。…はい。
―― 今、ま、先ほどもおっしゃっていただいたんですけども、その大腸がんとその検便っていうのが、何か、こうちょっと離れているっていうか。
はい。
―― あまり、そのためにやっているんだっていう感じがしない。
なかったですね。
―― ええ、じゃ、何のためだと思った?
そうなんですよね。何のためかっ…て…いうと、ま、尿検査もそうなんだけど、まずその、せん、潜血ってよく耳にするじゃないですか。なので、ま、その血が入っていたらよくないんだろうなとかっていう、そういう意識はあったんですけれども。それが、イコール…その腸の疾患……ま、腸の疾患、特にがんっていうことに関しては、…意識がなかったですね。
―― なるほどね。潜血反応というものが出るかもしれないし、それはおそらく、ま、よくないことなんだけれども。
はい。
―― だから、がんっていう。
感じは、なかったですね。
―― その間にもうちょっと何か…クッションがありそうな感じ。
そうですね、そうですねえ……。
インタビュー14
- 最近まで女性のがんの死因で大腸がんが一番多いとは知らなかった。乳がんや子宮がんの方が多いと思っていた(音声のみ)
- 少量で大丈夫と便潜血検査の説明には書いてあるが、本当にこんなに少なくて大丈夫なのか心配で、つい多めに採ってしまう(音声のみ)
- 健診で受けた検査のすべての結果は封書で送られており、その中に便潜血検査も入っていたが、何のための検査かわからないまま受けてきた(音声のみ)
- 子どもの手が離れて時間に余裕ができた頃、姉や父、子どもの友だちのお母さんたちが相次いでがんになったことが、受診のきっかけになった(音声のみ)
- 年齢的なことからがん検診は自分には関係ないと思っていた。主婦健診は夫から受けるように言われたが、あまり強く勧められるわけではないし、健康状態も良かった(音声のみ)
- 自分の場合はきょうだいや近所の人がたまたま婦人科系のがんになったので受けたが、人によっては体全体について心配をしている人もいる。(音声のみ)
- 生理になると嫌だなという思いはあったが、あまりがん検診と重く受け止めてはいなかった(音声のみ)
- 仕事を辞めて出産してから健診はずっとやってこなかった。夫の職場の主婦検診を40歳過ぎて、ここ3~4年で受け始めた(音声のみ)
- 夫に扶養されている自分が病気になるより、夫が病気になる方が大変なので、生命保険も健康診断も夫がメインになっている(音声のみ)