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インタビュー時:40歳(2015年8月)
疼痛期間:20年
診断名:線維筋痛症

東北地方在住。看護師だが、現在は無職。20代からあった腰痛が次第に全身に広がり悪化した。ペインクリニック、整形外科、心療内科などを転々とし、地元に戻ってから、心療内科でうつと線維筋痛症の診断を受けた。1年前に都内の専門外来を受診。痛みの原因が体の病気とわかって安心したが,治ることはないのかと思うことがある。

語りの内容

えっと、私、本当に何もできなくなってしまって、でも何も、本当に、何だろう、できないこととかを数えたほうが圧倒的に多くて。でも、なんか悔しいというか。なので、こう、本当に5分しかできないこととかでも、あとすごい、人にとってはどうでもいい、こう、当たり前の買い物とかでも、こうやることで、何だろう、できたっていうか。痛みがあっても、何だろう。絶対、痛みもあるので。やれ、うん、その痛みとかもうまくこう、つき合いながらでも、何かできた、買い物できたとか、「今日、映画1本、観れた」とか、そういうのがなければ、本当になんか何も、本当に何もない人生なので。

なので、多少リスクというか、痛いことはわかっているし、翌日具合悪くなるのもわかっているし。でも、何もない人生だと本当にもう、ただでもやりきれないので、なので、その、楽しみのために1週間とか例えば3日とか行動を制限して、あの、買い物に行ったりとか。代わりにこう、買い物先ですごく、あの、家の中とかよりも、あの、カートとかあるので歩けるので、そこを利用して、あの、動いたりとか。そこ、全くこう、何もやらないんじゃなくて、自分がすごいちっちゃなできることを最大限にやろうと思っていて。

本当に、昔は、痛いから制限したりとか、仕事のために制限してたけども、今はもう、制限というよりもちっちゃいできることを何とかこう、痛みなり、具合の悪いものを少しでも和らげる工夫をして、こう、人、ほかの人だったらどうでもいいようなこととかも、自分でもできたっていうように思いたいので、少しそういうのは考え方が昔と変わってきました。うん。

私は: です。

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