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インタビュー時年齢:72歳(2013年11月)・女性
むずむず脚症候群の治療薬の治験(第何相試験かは不明・プラセボ対照試験)に参加。

首都圏在住。子どもの頃から、足がむずむず、びくびくする症状に悩まされていた。寝ているときも足が動いて布団が落ちるくらいだった。成人後、あるときテレビで似たような症状の人を見て、自分も絶対に同じ病気だと感じた。2007年ごろ、むずむず脚症候群の治験募集の新聞広告をみて、参加を決めた。半年くらい毎日薬を内服した。

語りの内容

―― いつぐらいのことですか、テレビ見たのは。

テレビ見たのは、それがいつ言われたとかで分かんない。分かんないけど、治験を受ける前でしょうね。だから、そこんとこがちょっとあいまいなとこなんだけど。テレビ見て、あんなに、動いているんだ、あんなに動いているんだっていうんで、びっくりしたんですよ、自分自身が。それで、病院か何かのクリニックっていう(聞き取れず)、1回行ってみたいなって。そこに泊まらなきゃ、よく分からないけど、夜、1晩泊りか2晩泊まりか何かしなくちゃいけない状態だったから。もう元気なときだったから、わたし仕事していたからその時間はとれないし、それで、そうなんだな(=きっと病気なんだなと)と思いながら行けなかった。お金もかかったかもしれない。行けなかったんだけど、そういう状況。それで、兄も同じような症状だったしね。だから、その何か遺伝的なところがあるのかななんて思ったりして。それで、よく眠れる。それで、そのむずむずで動くっていうことは、自分自身の問題で。眠る、ナルコレプシーとかっていうのがあるでしょう、あれじゃないのって言われたり、わたしの友達データを送ってくれていんだけど、これじゃないなと思ったんだけど、まず病気が分からなかったていうことが、(治験を)受けようと思ったきっかけね。

―― そのテレビで見て、これは病気なのかもしれないと思って。

いや、病気なんだなと思ったの。そういう(自分と)同じ症状がいるんだって。あんな夜中に動いていて、それだったら、布団もちろんあれだしっていう状況で、病気だとは思わなかったの。それで、兄もずっとそうだっていうからね、もういろんな人に聞きましたよ。そういうことがあるかどうかって。それで、あるけれども、それこそ、じっとしてられない。電車乗っている間もそれは、ぽんぽん腿をたたくぐらいのことは、しょっちゅうしなくちゃいけなかったし、芝居に行っても映画に行っても、気付かれないようにしなくちゃいけなかったし。(そういう)状況が長かった。だから、新聞に「治験をしませんか」っていう(広告が載っているのを見て)最初、ちょっととまどったんだけど。でも、やってみようと思ったのは、自分自身が病気かどうか分からなかった。病気っていうふう(に考えられるなら)治験というのはやってみようと思ったきっかけ。

―― ということは、病院にずっとかかられていて、それで、治験をやったというわけでなく。

じゃないの。

―― 治験の広告を見て。

見て。

―― あ、自分は、むずむず足病だなというふうに思っていたから。

そう。

―― あ、やってみようと思って、初めてそこで病院にかかった。

そうです。最初、「おれもそうだよ」って兄が、「兄弟って似ているのね」っていう感じで、姉も医者もそう言うしね。それで、わたしも、東京にはずっといたけど、ベットじゃなくて畳だった。わたしは畳が好きなの、ひっくりかえっても何しても。だから、そういうふうなのが好きだったから、それで、年だったために、よく寝るし。動いたっていうよりも、全部、むこうのほうが先に寝るぐらいのあれだったから、分かんなかったんだけど。それは、治験を受けようって思ったのは、え、これって病気なんだと思って受けたのよ。

そういう病気(なんだとおも)って。だから、ジムに行っていたり、何かしていても、いろんな人、看護婦さんなんか、いろんなタイプな、わたしなんかいろんな話をするんだけど、「病気のせいで(脚が)むずむずするのよ」っていう話を、「あ、ほかの人も言っていたわね」っていう話に聞くようになったのね。そしたら、わたし以外に、そういう人がいるんだっていうとこがあって、まずは、それで、(治験の広告に)すぐ飛びついたわけじゃなく。でも、新聞広告で見て、あら、じゃ、そしたらやってみようと思って受けたの。

私は: です。

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