―― ご病気をお持ちの中で、治験にかかわるようになったきっかけっていうのは、どういったところにあったんでしょうか。
ちょうど、いつも行っている大学病院だったんですけども、ちょっと活動期に入ってきはじめだったんですね。昨年末ぐらいに、やっぱり紅斑です とか、脱毛とかが始まってきて。で、ステロイドを増やしたんですけども、やっぱりそれでも効かなくなってしまって、どうしようかっていうことで、増やすこともちょっと不安があったんですけども、かといって、増やさないで悪化することも不安で。で、(主治医に)相談をしたら、「ちょうど病院で治験をやっているよ」って案内していただいて、「ああ、じゃ、ぜひ」ということで治験に参加しました。
―― その治験を知らされたのは、どういう人から?医療者だと思うんですけども。
まず、主治医から「膠原病皮膚科でやっているよ」ということで、伺って、それから、膠原病皮膚科の先生と話し合いながら、治験コーディネーターさんとともにやりました。
―― そのとき、どういうお話がありましたか。
えーと、そうですね。新薬なので、いろいろな薬のリスクですとか、丁寧に説明していただいて、「今のところ何人こういう人がいて、治験に参加されています」ということで。その薬は飲み薬のステロイドと、塗り薬のステロイドの中間なイメージで。「だから、増やすよりはリスクはないけれども、やってみる価値があるよ」っていうかたちで。「あ、じゃ、やってみようかな」っていうかたちで参加しました。