―― その最初の、その腸管破裂で手術をされたっていうことなんですけれども、それは、その、破裂した部分を削除、切除するというような手術だったんですか。
あ、そうですね。もともと、もう、あの、だいぶ狭窄が進んでいるので、えー、手術をしなきゃいけないね、ただ、もう全身的に、全身状態が、あの、良くないので、点滴を、IVHをしながらですね、回復を、ある程度体力を付けた上で手術をしようかということを言われて入院してる最中での、その腸管の破裂でした。ですので、ちょっと何が原因で、あの、そういう、まあ、もう腸管自体が、あの、腸の壁自体がですね、もうぼろぼろで薄くなってたんじゃないかなっていうお話がありましたけども。
まあ、そこの部分だけではなくて、で、まあ、当時のことですから、あの、なかなかその、えっと、見ていただいたのは内科の、まあ、クローン病を見ていただいたのは内科の先生でした。ただ、その緊急で手術になった際には、えっと、一般の消化器外科の先生だったので、今みたいに、その、手術の技術っていうか、いろんな経験値があってのことではなかったわけですから、まあ、要はつなげられるところまで、見ていって、潰瘍がないところで切って、切除、また反対側の潰瘍がないところまでって追っ掛けていって切除ということで、まあ、その小腸の3分の1近くと、それから、大腸の、えっと、そのときは上行結腸から横行結腸の真ん中ぐらいでしたね、を取ってしまうと。かなり広範囲な切除になってしまったということでございます。…多分今はそんなことはしないと思うんですね、専門医にかかっていれば。ですが、まあ、当時は分からないし、いろんな、あの、情報を調べても、まあ、クローン病になった、なったら、まあ、後は、その罹患(りかん)部位を切るしかないぐらいの記述しかないような時代でしたので、まあ、致し方なかったのかなと思います。