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クローン病の語り

サラリーマンになっても飛ばされたら終わりだとの思いがあって、また鑑定士の仕事にも興味があったし、不動産関係では最も上の資格だったので不動産鑑定士の資格を取った

―― そういういろんな資格っていろいろあると思うんですけども、その中で、その、不動産鑑定士を選ばれたっていうのはなんか理由があるんですか。

あ、それはまあ、僕の個人的な思いですけども、あの。ま、まず前提として資格取りたいっていうのがあったのと、ま、できなかった恨みつらみでもないですけどサラリーマンなっても飛ばされたら終わりやんかっていう勝手な思いがあって、資格取りたいっていうのがあって。
で、もう、あって、国家試験大全集っていってこれぐらいの分厚いのでたくさん試験が載ってんのがありまして。で、そん中でどれにしようかな、まずやっぱり思たん税理士さんにしようかなと思ったけど、数字ぱちぱち僕苦手やなとか。もう単純な理由で弁護士さんはこれはちょっと、無理やしちょっとハードル高過ぎるなと思って、で、不動産鑑定士いうのは全くそれまで聞いたこともなかったその鑑定士いうのんが目に飛び込んできて、ま、不動産業界ではトップの資格やなっていうのと。ま、ありがたいことにうち、父親が不動産賃貸業でちょっと不動産持ってるもんで、で、昔、結構だまされたりもしてるので、あ、不動産知識は持っとかなあかんなと思って、あの。
で、ちょっとさっき言いました、今、勤めた会社の父の縁のあった鑑定事務所にも1か月試験的に来てくれてもいいよっていったので、勤めさしてもらって、ああ、これやったら嫌な、嫌な業種ではないなっていうのが分かって。で、ま、ご縁もあっていろんなものの中で、ま、一応、不動産業界では上の資格やから目指す価値もあるかなと思って鑑定士の勉強をほんとに、あの、一からですね、民法も試験科目にしても全部ほんまに大学時代に勉強してませんでしたので、初歩から始めたというところです。
ま、資格試験っていうの意外とハードル高いんですけども始めてみるといろんな発見があったり、分かれば分かるほど面白さがあるのでもしかしたら試験勉強が面白かったのかもしれないです。

クローン病の語り

就職活動で最初は正直に病気を開示したが、どこも採用してくれなかったので、主治医に「炎症性の腸疾患があるけれど通常勤務に支障はない」というコメントを書いてもらって、採用に至った

―― クローン病だというふうに、えー、分かったのが学生さんのときですね。

19歳ですね。

―― はい。で、その後、就職をされたということなんですが。その就職をするときに、ご自分の病気のことをどのようにその会社にお伝えした。

あ、そうですね。そこ、大切なポイントですよね。
えーっと、そこはやっぱり結構私自身も悩みどころではありました。もともとそうやって、あの、治療のために大学も遅れて卒業しましたし、えー、遅れて、その間何をやってたんだっていうことを面接で聞かれて、まあ、正直に、ばか正直ですよね、分かってないから、これこれこうだったって言えば、もう、もう、その後、何も、えっと、連絡が来ないっていうような会社さんも当然ありました。
えー、少し考えて、頭冷やして考えて、どうしたらいいんだろうということで、まあ、主治医と相談して、で、まあ、「でも今は普通に元気なんだよね」って言われて、「はい」「で、働けるよね」「十分働けると思います」「だったら、まあ、あの、診断書出すから、それ持っていきなよ」って言われて。まあ、あの、具体的にクローン病というふうに先生が書かれたとは、ではなかったと思います。その、炎症性の腸の疾患があるよと。ただし、その、あるんだけども、通常の勤務には差し支えがないというのを書いていただいて、それを添えて、あの、面接に行きました。なので、まあ、今、私がその患者会をやっている中で、皆さんにアドバイスする立場にあったりしますけれども、そういったときに聞かれるのは、会社のほうもやはり何かしら、その、担保するものがないと、大丈夫だからって採るわけにいかないので、まあ、そういう形で何かしらの書面を提示するってことで、まあ、採用にこぎ着けられるんじゃないかなっていうのはお伝えするようにしています。

クローン病の語り

就職の最終面接では主治医にどういう仕事なら働けるかということを書いてもらって出すようにしている。そうすると自分で「働けます」というよりは信頼性があるので企業も安心できる

―― 就職の時にその病気のことを伝えるべきかどうかというあたりはどんな風にお考えになりますか。

えーと、まず、就職で最低限自分に課していることは、その、通常の業務に支障がありませんっていう、あの、診断書を、ま、診断書だけで5千円くらいかかっちゃうので、これ最終面接まで出さないんですけど、あの、それを主治医の先生と、だから、ま、勿論、相談してね、例えばこうこうこういう条件でなら就業できますとかかもしれないし、個人差はあると思うんですけども、そういう、あの、こういう形で働けるっていうのをまず医師からもらっとくっていうのはすごく客観的な説得力になる。私は病気ですけど働けますって言っても、「え、本当に」ってなるし、で、お医者さんから例えば、こうこうこういう範囲で働けますだったら、その範囲を超えた時に倒れていてもま、言い訳になりますし、で、あの、…まあ、私もその時その時で話すかどうかは決めてますけども、やっぱり負荷が大きそうなところ、自分での、自分だけでのコントロールが難しそうなところは、先に言っておいた方がいいと思います。
で、ちなみにある所では、言ったことで、ま、結構24時間体制でこう、管理しなきゃいけないものがあって、でも私が例えば急に入院しちゃったらそういうことが、5年に1回くらいはありますって言ったら、じゃ、そのためのこう、バックアップ体制を作ってあげましょうって言ってくださったところもあります。だから言うことで、そのより働きやすくなる場合もあるし、言うことで、いや、病人なんかやだって思われるかもしれない。ただ、言えることは病人なんてやだっていうところは多分、行かないほうがいいですよね、採用されても。

クローン病の語り

保育園の就職面接では病気のことを詳しく聞かれて、自分も正直に答えた。子どもが好きで料理が好きだという大前提があったので、病気を乗り超えて採用されたと思っている

―― 保育園にお勤めになったということなんですが、その採用試験っていうんですか、面接があったと思うんですけども、そのときには病気のことはどういうふうにお話しされましたか。

ああ。はい。
えー、就職試験を、まあ1次・2次・3次面接ぐらいまで受けたんですけど…、もう集団面接の段階で病気の話をして、で、それでも向こうが私を知りたいって思ってくれたので、その後3次面接につながったんですけど。最終面接は、もう1対1でひたすら病気のことを聞かれて、多分、2、2時間ぐらい本当に病気のことを聞かれたんですね。
 つまり、私がそこの会社で働けるのかを向こうは心配してくれてる、当然だと思うんですけど、どの程度なら働けて、どこまでいったら駄目なのか。だから、この私という人間を採用していいものかどうかっていうのをものすごい探てこられて。だから私は隠して入るのは嫌なんで、本当に誰にでも私は病気でーすって言いたいタイプなので、もうすごい詳しく(笑)、必死になって説明して、で、それでも入れてもらえました。
だから前職、劇団でこういうことがあって、こういうときにおなかが痛くなってとか、こういうことがあって入院したことがあってとかも言ったし、あとは治療をしてますっていうことも言ったし。だから、病院には行かせていただきたいってこともお願いして、まあ、でも前提としてものすごく給食の先生になりたいっていう、子どもが大好きで、料理が大好きでっていうのがあったので、それを乗り越えて入れてもらいました。

―― あの、勤務時間というのはどれぐらいなんですか。

えー、8時~5時か、8時~6時ぐらいです…。週5、たまに週6。

―― そうすると、病院行くときは有休か何かで。

病院行くときは有休取って、まあ有休か、あるいは普通のオフにしてもらって、で、もう1日休んで行きます。

―― そうすると今、そのお仕事をする上で特に病気のことがネックになるようなことっていうのはないわけですか。

うん…。病気で食べれないものがあるのに料理をしてるっていうのは矛盾があるかもしれないんですけど、でも全く食べちゃいけないレベルじゃないんですよね

クローン病の語り

最初は面接でも病気のマイナス面ばかりを無意識のうちに出してしまい、就職もうまくいかなかったが、病気は自分のステータスと割り切ってプラス面を出すようにしたら、就職もできた

―― まあ学生の頃に発病されたので、えー、お仕事をするとき、まあ就職するときですね、えー、病気のことはどういうふうにお話しされましたか、会社に対して。

はい。えーと、大学に発症して、先ほどもちょっとお話しした就職活動に関しては当初、大学生の頃はかなり悲観的に捉えてしまっていて、えー、私こういう難病なんですっていうちょっとマイナス面のところを全面的に意識しないうちに出してしまっていて、まあ本当に就職活動という中でうまくいかなかったなっていうところは結構ありましたね。
で、まあ、もうクローン病というところはもう治らないし、私のステータスの一つっていうところで、まあいい経験っていう意味で捉え始めてから、まあ、こういう病気を患ってはいますけれども、こういったところを学ぶことができたり、こういった仲間と出会えることができましたっていうふうにプラス、プラスというかポジティブに捉えて会社のほうの、ほう、面接に挑んでいきまして実際に就職のほうをできたかなっていうところになります。

―― そうすると、まあ、あの病気のことを開示して最初の会社も入られたということは、えー、会社のほうでもその病気に対していろいろな配慮とかっていうのはあったということですか?

そうですね。えーと、トイレの回数がやはり人と比べて多いかなっていうところはありますし、まあ、やはりクローン病の症状なのか熱っていうのも結構出始めちゃったりっていうところがあるので、そのあたりはだいぶ会社の皆さんには考慮していただいた、いただいたかなと思ってます。
ただ、そこの病気に甘んじるだけじゃなくて自分でもっとしっかりやらなきゃなっていったところも、まあ少し状態がきついときもありましたけども、そういったところは頑張れるだけ頑張ろうっていうふうに思って仕事を取り組んでいきました。
 

―― あと、その入院とか、まあ診察で休んだりっていうことはあったと思うんですけれども、その辺は何か特別な配慮とかはあったんですか?

あ、はい。えーと、会社のほうですごく配慮していただいて、その通院のときだけ、あの午前休いただいたりとか、ちょっと体調を崩して病院のほうに行ったほうがいいっていうときには、もうすぐに、あの「病院のほうに行ってきて」っていうふうに優しく声を掛けていただいて、あの、まあ、ちょっと後ろめたさはもちろんありましたけれども、治療としてしっかりやっていかなきゃいけないなと思ったので、その点についてもだいぶよくしていただいたなっていうふうに感じています。

クローン病の語り

病気を告知して就職活動をしたが、なかなかうまくいかなかった。病気を開示しての就職活動は正直かなり厳しいと思うが、長く働きたかったら隠さずに就職活動したほうがいいと思う

―― 病気のことを開示して就職活動をしたんだけれどなかなかうまくいかなかったというお話なんですが、具体的にどういうような説明を、病気の説明をされたんですか。

えー、主に就職活動をしたのは、ハローワークだったんですが、ハローワークにこちらが書類を書くときにえー、当時は、今はちょっとわからないんですけれど、二度私が就職活動をした時には、配慮してほしいことみたいな欄があって、病名を書いたり通院をしているということを書いたりしてえー、それをハローワークの方に提出をして、で、こちら側も色々置いてある求人広告などを見て、こちらから応募したり、ハローワークから勧められたり、ここをえー、…受けてみたらどうでしょうということを勧められたんですが、そんなに面接に行く前に断られたりしたこともあったんですが、面接に行った場合には先方からやっぱり配慮してほしいってことは何ですかっていうことを聞かれた時に、まあこういう消化器系の病気を持っていて月に1回の通院が必要になりますっていうことを言っていたのでまあ、正直ほぼそれで受かることはなかったんですね。

―― そうすると何かそのこれからの若い方がクローン病を持って就職をするときにアドバイスみたいなものはありますか。

色々同じ患者さんから話を聞いたという経験になるんですが、やはり一般的に考えているように、病気を開示しての就職活動は正直かなり厳しいと思います。ただ、あー、やっぱり隠して働くと先ほど言ったように、周囲に配慮を求めたり、周囲に理解を求めることができなくなりますので、個人的には長く働きたいと思ったら、やはり病気のことは隠さずに話して就職活動をしたほうがいいと思います。

クローン病の語り

病気を開示して就職しようとしたが、全て落とされ、やっと受かったところも非常勤だった。しかしその後、病気でも調整が利くということを強調すれば採用してもらえるところがあるとわかった

―― 最初の就職っていうのは病院に看護師として就職されたと。そのときは病気のことはご説明されました?

まあ、卒業するときに何校か、校ではないですね、何病院か、あー、しゅう、えーと、まあ、何ていうんですかね、就職試験を受けたんですけど、あの、やっぱり病気のことを言うと、ことごとく落とされたんですよね。
で、私がやっぱり最初は大きな病院に勤めたいなっていう思いがあって、しっかり勉強したいなっていう思いがあったので、やっぱりそのことごとく落とされてしまって…。
最初に入った病院に関しては、あの、履歴書には書いていなかったんですけど、書かなかったんですけど、面接をしていただいたときに、実はちょっと病気がありましてっていうことを言ったら、あー、そのときは、「今は落ち着いているんですね」っていうことで、あの…、まあ、内定をいただいた。
ただですね、その最初の病院っていうのが、えーと、常勤じゃなくて非常勤、まあ、まあ、普通にというかパートとかではなくて時給制とかでは、な、ないんですけど、非常勤雇用だったっていうのも、もしかしたらあったのかもしれないですね。
で、そこを辞めて、実は、えーと、何個か、また病院を受けたんですね。そのときにやっぱり、また病気を言うと、不合、不採用で、あの…、実は、何個、何個か、だま、黙ってというか、病気を言わずに、あの、受けたらやっぱ受かって就職をするんですけど、結局うまくいかなくてですね、あの、何ていうんですか、体調面でうまくいかないんではなくて、すごく大変な病院というか、すごいもう激務な病院だったりとかして結局辞めてしまって。
だから、そこで痛感したというか、あ、やっぱりもう病気を言って、行かない、入らないとうまくいかないんだなっていうところがあって、あの、その後、長く勤めた、あの、病院に関してはちゃんと言って。
でも、やっぱり、その、そこで病気だけを言ったらやっぱり、それはやっぱり不採用になってしまうかもしれないので、今は落ち着いているということと、自分で調整が利く病気なんだっていうことを強調すると、あの、向こうも、その採用する側も、まあ、安心。
まあ、自分を、やと、あの、雇ってもらうわけなので、雇ってもらうことで、まあ、メリットというか、それとちゃんと調整が付くんだっていうことを強調するようにはしました。ちょっと、その辺も苦労が実はしていますね。

クローン病の語り

3回目の手術の後、自分が本当にやりたいことは何かと考えた時、研究の仕事をしたいということで、大学院に進学し、今は卒業して大学の教員として働いている

で、あの、看護学校で(教員として働いているときに)まあ、その手術3回目をして、その後、まあ、復帰をしたんですけど、3回目の手術のときに、まあ、入院自体が3~4カ月ありましたので、いろいろちょっと考えまして、このままで自分の人生はいいのかって、本当にやりたいことは何なんだろうというふうに考える、まあ、機会にもちょっとなりまして。
そこで元々ちょっと私、あの研究というか、あの、だい、看護の大学院のほうに進学をしたいという思いはずっとあって。で、やっぱりやるべき、この人生でやるべきことをやったほうがいいんじゃないかっていう思いに決意が固まって、えー、まあ、看護学校をちょっと退職させていただいて、その後は、あの、本当に無職というか奨学金を受けながら、看護の大学院の修士課程に進学をしました。
で、修士課程では、あの…、最初はクローン病の研究っていうふうには思っていなかったんですけれども、ちょっといろんな重なりというか、まず指導をしていただいた先生自身がクローン病の研究を以前されたことがあったという出会いがあったことと、あの、その大学院自体の関連施設で、あのクローン病に関する研究をちょっとされているところもあって、で、自分自身もクローン病ということで、そういう重なりがあって、何か、まあ、これは、まあ、運命なんじゃないかなって思ってですね、テーマをクローン病ということで研究をいたしました。
その研究に関しては今も、まあ、続けてはいます。で、大学院自体は2年で卒業しまして、その後、まあ、大学の教員として今は働いているというようなことです。

クローン病の語り

一般企業の場合有給を取らないと病院にも行けないし、それが評価にも影響するので、もう少し裁量度合いの高い自由な形で働きたかったのと、元々研究職に興味があったので、転職した(音声のみ)

―― 思うところがあって転職されたというお話しだったんですけども、まあ、一般の企業からその、大学の教員っていうのはかなりの、その転職だと思うんですけども(笑)

はい、はい、うーん、ま、いくつかあの理由はありますけど。もともとその大学関連とか研究関連というのに、そもそも興味があったというのもありますし、だから、しばらく働いて、それでもやりたかったら戻ろうっていうふうに、どこかで思ってたところもありますし。後はやっぱりしばらくはこう一般の民間の企業で働いてみて、やっぱり自分で一生懸命もやってるし、それなりに何か年数が経つと、ま、結果も少しくらいは残せてるかなっていう風に思えるようにはなったんですが。やっぱりその、休んでしまうとどうしても、通院とかで休まなければいけないので、その分は評価としてなんでしょう、こう例えば有給を、何日間って決まっていたとしたら、1日でもオーバーしてしまったら大幅に査定に響いてしまうとかっていうのがあったんで。うーん、やっぱり何かそれがすごく、何でしょね、1日でもやっぱり、うん、多く休んでしまうとものすごくマイナスになってしまうっていうのが、将来大丈夫かなとか、そんなに上には行けないだろうなとかいうのがあったんで、もうちょっと自由に、あのー、休みを半日とるにしても半休になってしまうっていうのがあったので、何か9時から5時って決まっているようなところ、業界よりは、もうちょっと結果さえ出せばまあその、時間は少し自由になるとか、通院できるとか、そういうところの方がいいだろうっていうふうに思ったことが一つはあります。

クローン病の語り

看護師の仕事は体力的に続けられなかったので、無理の少ない臨時職員として保健師に転職した。今の仕事は定時で終わるので収入は減ってしまったが、体力的には楽である

―― その今のお仕事にこう移られるときの、まあ、今まで2回ね、えー、前職があって、で、まあ、病気のこともあって辞められたとか、そういう説明をされたんですか?

そうですね。あの。
ただ、1回目の退職は、その、居場所がないなって、夜勤ができなくって、もう無理なんじゃないって言われたのもあったんですけれど、そのときはちょっと…、結婚を考えて同棲するためにっていうような名目で辞めてたので、ちょっとプライベートな理由で1カ所目は辞めて、2カ所目は体調がちょっとハード過ぎて思わしくなかったので、もう少し楽な職場と思って選びましたっていうような感じで説明させていただきました。
で、あの臨時の職員で、定時で終わるっていう約束で、あの求人票も出ていたので、定時で終わるんだったら体調的にも楽だと思うし、座っていることも、あの、多い仕事だったので、看護師とは違ってその立ち尽くしっていうか、動き回ってばっかりじゃないので体的にも負担は少ないと思うので続けられると思いますっていうことで説明させていただきました。

―― それで、まあ、実際に、あ、どれぐらいもう今の仕事は続けておられるんですか。

今のお仕事は4月からなので、4カ月ちょっとぐらいですかね。

―― で、実際にやってみてどうですか。

そうですね。あの、座っている時間が長いのでとても楽ですし、定時で残業なしで帰れるっていうのがすごく大きくって、こんなに明るい時間に帰れるんだみたいな(笑)、幸せはすごくあります。
ただ、あの、残業がなかったりだとか、その、患者さんの血液に触れたりだとか危険なことがないお仕事なので、そういう手当てみたいなものとか残業代とかは出ないので、お給料はものすごく減ってしまいましたね。
でも、その分、自分の体の負担は少ないですし、私生活のほうは充実しているのでよかったかなって思っています。 ただ、小さいお子さんと触れ合うことも多い仕事なので感染の面ではすごく怖くて、ちょっと今、免疫抑制剤も飲んでいるので、そういう部分ではマスクして対応はしていますけれど、いつまでできるかな(笑)、みたいなところは考えています。