認知症とは、単なるもの忘れとは異なる脳の疾患であり、近年、我が国の高齢化に伴って、患者数は増加を続けています。私たちは認知症という病いの体験について、50代から80代の認知症本人14名(女性6名・男性8名)と30代から80代の家族介護者39名(女性29名・男性10名)にインタビューを行いました。
各テーマのページを開くと、そのテーマについて語っている体験者たちの 1-4 分の短い「語り」の映像・音声・テキストを見ることができます。また、語り手の立場別・認知症のタイプ別のページから、個々の体験者の語りを見ることもできます。
2021年5月、新たなトピックとして「前頭側頭型認知症に特徴的な症状:常同行動・無関心/無気力・脱抑制など」を追加しました。
2021年7月には、「認知症の人」や「認知症の人を支える家族」にとって、尊厳ある人としての表現になっているか、誰が読んでも不快になるような表現がないか、についての見直しをおこないました。例えば、「徘徊」は“ひとり歩きや散歩”と表現を言い換えています。「不穏」は“不安等で落着かない様子”に、「暴力」は“乱暴な振舞い”と言い換えました。また、度々変更される制度についての補足や、最新の制度が理解できるようにリンク先の確認もおこないました。
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(2013年7月公開/最終更新日2021年7月)
認知症のタイプ別
インタビュー期間
2010年 2 月 ~ 2020 年 8 月
対象者
50 代から80 代の本人 14 名 (女性 6 名 ・ 男性 8 名)
30 代から80 代の家族 42 名 (女性 32 名 ・ 男性 10 名)
「認知症の語り」 のページは、 平成 21 ~ 24 年度の科学研究費補助金を受けた 「認知症本人と家族支援のための「健康 ・ 病 ・ 介護体験の語り」 Web サイトの構築と評価」 研究班 (研究代表者 : 富山大学大学院医学薬学研究部 ・ 竹内登美子) により作成されました。 その後は平成 25 ~ 28 年度の科学研究費補助金を受けた 「認知症本人と家族支援のための Web サイト」 の充実と教育的活用の効果に関する研究 (研究代表者 : 富山大学大学院医学薬学研究部 ・ 竹内登美子) によって内容の充実が図られているほか、 一般の皆様からのご寄付により、 新たなインタビューの追加が進められています。
認定 NPO 法人「健康と病いの語りディペックス・ジャパン」では、一緒に活動をしてくださる方
寄付という形で活動をご支援くださる方を常時大募集しています。