―― あのー、プレッシャーっていうか、うちでみなきゃだめ、長男なんだからとか長男の嫁だからとかそういうようなことってあんまり感じないですか。
それはなかったですね。意外と皆さん周りみんな理解されているし、あのー、それぞれ、皆、分かってらっしゃるのか、あのー、親戚の方たちも、1人、その弟さんの、おばあちゃんの弟さんのお嫁さんには言われたことはありますけども。それ以外誰も割りと理解してくださって。大体姪っ子さんがすごく理解のある方で、その、あのー、おばあちゃんのほうの、あのー、お姉さんの子どもさんなので、常に、結構「おばちゃん、おばちゃん」ってよく来てらっしゃったので、私とも交流あったりで、割りと理解していただいたので、はい。あのー、親戚の方もいろいろ言ってくださって「大変だね」って「仕事にも行っている、あんた大変だね」って感じで、意外と理解はありました。
ほんとに、やっぱり、自分の母親ながら、やっぱりああいうふうにだんだんだんだんはっきり言って壊れていくのを、すごく情けないんだと思うんですけどね。ですから、もう、全部、私に任せっきりなんですよ。
―― はあー。
(笑)全部、全部、あのー、この、あの、着替えとかも、「たまにも行ってよ」って、「私忙しいから行ってよ」って、もう、「別にいいわ」って。ああいう時間の合間って。やっぱりそうなると1週間取りに来れなかったとか、2回風呂に入るから。で、うん、そう、結構、そういうことあります。で。
―― それ面会に来られないということですか。
面会は、あのー、ここの、あのー、お祭りとかあるじゃないですか、施設の。そういうときは必ず、そういう、引っ張ってくるんです。さすがに、そのときぐらい「顔見に行ったら、ばあちゃんだいぶやせたりしているし」って。で、「何で来んがかかな」って、で、その姪っ子さんに言ったら、「多分、親の姿見るの嫌なんじゃない」って「よくそういうこと聞くよ」って言われて。そうかなと思うんですけどねえ。でも、確かに嫌なのかな。その、まだ、主人2人兄弟なんですけど、で、弟さんが、あのー、県外なんですよ、1度も来られません(笑)。1度も来られません。で、ここに、あの、お嫁さんも1回も。で、電話しても全然、あの、お母さんのおの字も言われません。あの、結婚式に行っても、「お母さんどうですか」でもないですし。弟さんも「ばあちゃんどうか」っていうこと一切ないです。私どうなっとんのかなと思って、自分の親でしょうっていう、あるんですけど。あんまり気にならないんですかね、離れていると。これだけ、長い間離れていると情もなくなるのか。…さすがに、ちょっと、私も何かおばあちゃんかわいそうになってきました(笑)。