事務局だより

【ナースプレス:第43回 患者さんや家族の経済的な気がかりに目を向けよう!】

こんにちは、瀬戸山です。あっという間に2週間が過ぎてしまいますが、本日もナースプレスの記事がアップされました。

今回の担当は、東京工科大学で成人看護を教えていらっしゃる森田夏実さん。テーマは「第43回 患者さんや家族の経済的な気がかりに目を向けよう!」です。

これを読んでくださっている看護職の皆さんは、これまで患者さんと、治療にかかる費用など、お金の話をした経験がどのくらいあるでしょうか?
 

日本では、医療現場でお金のことを話題にするのはご法度のようになっているのが現実です。患者さん自身は、「この治療にいくらかかりますか?」とは聴けず、医療者も、最初から「この治療は●●円になります」とは、めったに話をしません。そういう文化があるようです。

同時に、医師や看護師などの医療者は、現場でお金をやり取りしているわけではないので、医療にまつわる経済観念に疎いと言ったことも聞かれます。
 

しかし、当然のことながら、治療にはお金がかかります。治療だけでなく介護のための道具や設備を整えることにも、費用が必要です。また、患者さんや家族が経済的に困ることは、ただそれだけでなく、社会的に孤独になったり、精神的に追い詰められることもあるかもしれません。
 
  

今回のおふたりの話しから、当事者の人が、治療や療養にかかる費用についてどのように感じているか、看護職としては何ができるか、どのように声をかけたらよいか、考えるきっかけにしていただければと思います。

https://nursepress.jp/225785