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診断時:63歳
インタビュー時:66歳(2008年6月)

近畿地方在住の会社役員。人間ドックでPSA値の上昇を指摘され、2005年1月に初期の前立腺がんと診断された。手術を勧められたが、自分で情報を収集し、同年夏、陽子線治療を受けた。1年後にPSAの再上昇が認められ、検査をしたところ骨転移が見つかった。免疫細胞療法、温熱療法、漢方なども試したが、2008年に入ってPSAが100を超えたため、カソデックスの服用を始め、再び10以下に下がっている。

語りの内容

それとかね、まあ、あの、前立腺がんの治ったいう人の闘病記見て。ドームがあるんですね。岩盤浴なんか、まあ、とにかく体の中ぬくめることいいですから、その、美容用のドームもありましてね。そこへ入って、遠赤外線です。で、寝たら、体全体ぬくもりますからいいよと、それで私は治しましたというのを見て、実際にその人の家に行って、で、「今日、ここで寝てください」。そのドームの中で寝るんですから、こうね、寝返りもできません。ずっとこう、このまま寝るわけですわ。それも買って。それも1年ちょっと使ってましたかね。夏でも入って、それもしたし。
それから、あの、これは何いうんですかね。えー、温熱療法いいましてね、温熱の機械があるんですね。それで病院に通って、あの、ぬくい、上下で、あの、ポリのぬくめたやつをこうね、上下に当てて、体をあっためるわけです。まあ、がんは、43度ぐらいですか、で死ぬという。それも通いました。それでも、あの、下がらなかった。
いろんなことやりました。もうとにかくいいと言われることは全部やりました。えー、まあ、細胞療法でしょう。温熱療法でしょう。金がかかったのはね。それから、ドーム買ったでしょう。あとどんなことやったのかな。うん、まあ、全部取り上げてやりましたけど、ずっと上がり続けてましたね。

私は: です。

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