マシュー
事故当時:41歳
インタビュー時:48歳
公認測量士、既婚4子あり。弟のティモシーがバリ島の爆弾テロで死亡。ティモシーの死は、家族にとってひどいショックだった。マシューは、ロンドンに建てられた美しい記念碑を誇りに思っている。
語りの内容
バリ爆発テロ被害者家族支援団体からのサポートはありましたか?(支援団体と)連絡をとっていないのですよね。
ええ、とってません。
そうですか。
傲慢に聞こえるかもしれないけれど、(支援団体に助けを求めて)カウンセリングや助けを受けた結果をみてきましたから。第一、個人的な意見ですが、このような被害にどのように対処するかというのはその人間の性格によって違うからです。だから私は支援団体の力を借りず、対処しました。後悔はしてません。人によっては(支援団体等からの)サポートが必要な人も確かにいるでしょう。私には支えてくれる大家族があります。必要であれば表裏に渡って家族の誰かがサポートしてくれると知っていたからです。
家族内でサポートしあったのですか?
その通りです。もちろんそのような家族がない人にとっては、一人ぼっちだったり、あまりにも怒りがコントロールできなかったり、そのような人にとっては支援団体によるサポートは役立つと思います。