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東京都がん検診センターで消化器内科部長として、消化器系のがん検診を多数行ってきた。熊本市出身、平成2年熊本大学医学部卒業。熊本大学医学部第2内科入局後、関連病院や昭和大学藤が丘病院消化器内科勤務後、平成9年から現在のがん検診センターに勤務。胃がん・大腸がん検診だけでなく、術後の切除標本と画像との対比を行い、診断精度の高いX線・内視鏡診断や内視鏡治療へ取り組んでいる。

語りの内容

ある程度期間が決まっているので、その提出期間に間に合わないということになると、それはまた別で2日法でやってもらうしか本当はないと思います。ただ1日だけでも、その場合は仕方ありませんので、まず提出していただくことが大切かと思いますが、なかなかそれは難しいですね。

―― というのは、1本しかなかったら、もう検査として成立しないということですか。

1本は結局取れなかったということで提出してもらうしかないと思います。提出期間は決まっていますよね。そこは問題ですよね、本当は。

―― あとからでも提出できる、あらためて。

ようにしたほうが本当はいいですよね。

―― どうしても便宜性でなんでもかんでも一緒にやろうと。こちらもそれを要求するようなところがあるわけですけど、ただ、便の調子というのはなかなか自分の力ではどうしようもないというところもありますから、ある程度自由に受け付けられると。

いうようなシステムにしたほうがいいですよね。

―― ないとしても、とりあえず1本しか取れなかったから無駄だと思わないほうが……

いいですね。だから、それは不完全な検診だったというふうにその年は考えるしかないかなと思います。だから、方法としては、市町村でやってる検診では、どうしても一括で回収しますので間に合わないけど……。あとは、医療機関、かかりつけの先生のところに行かれて個別検診というかたちになりますけれども、そこで受け付けてもらうと。そういう方法も一つあります。その場合はちょっと別途お金が発生するとは思いますけれども、それはもう対策型として一括で行政がやるものに関しては、ある程度一定の期間で出してほしいというのがありますから、うまく出せなかった場合は地域の医療機関に行って、かかりつけに行って、そこで便潜血検査をやるということも大事かもしれません。やっぱりそれだけ便秘があるということは、それは症状の1つなので、一度精密検査をお受けになったほうがいいかもしれません。

私は: です。

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