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インタビュー時:52歳(2011年10月)
男性・首都圏在住。便潜血検査(検便)は会社から紹介された人間ドックで毎年受けている。検診のメニューの中に入っているので、特に選んでいるという感覚はない。これまでに3回便潜血反応が陽性と出た。一度目は20年近く前のことで、内視鏡検査を受けてポリープが発見されたが、その場で切除し、悪性ではなかった。二度目は数年前で便潜血検査の時に便秘気味だったこともあり受検する必要を感じなかったため受けなかったが、最近わかった三度目の潜血反応(陽性)では受けてみようかと思っている。
語りの内容
1度、1度目は、あの、会社の、あの、契約している、その、えー、人間ドックのセンターに行って、そこから別の、その専門の病院を紹介されて、そこで、あの、治療を受けました。
―― はあ。
ま、治療っていうか、精密検査ですか。
―― はい、……で、2回目は、そう。
はい、2回目も、えーと、同じ、あの、人間ドックのところで受けました。
―― その。
ま、そのときは、あの、もうやりませんときっぱりと申し上げました。
―― あ、それは、人間ドックの、あの、お医者さんに医師にそのように。
はい、そうです、そうです。
―― 言ったわけですね。
はい。
―― で、それに対して、どういうふうに医療者のほうは反応しました?
何か、あの、受けなきゃいけませんというように執拗に勧めていましたけどね。
―― こう、説得しょうという感じですよね。
はい。2回目は実は、家内と一緒に受けに行っていて。
―― そうなんですか。
家内に一緒に、あの、結果を聞かされたんですよ。
―― そうですか。
はい、で、何か、その、ご家族のために受けなきゃいけませんというような、説教じみたことを聞かされて、余計に腹が立ちましたね。
―― あ、そうですか。で、ご一緒されていた奥さまは、ま、そういったことについては何かおっしゃってしましたか。やっぱり受けてくださいとか。
やっぱり、受けてほしいと言っていましたけども。……家族をわざわざ呼んで、その前で話すことによって、プレッシャーをかけるというのが余計腹が立って、絶対に受けまいと思いましたね。