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インタビュー時:72歳(2013年5月)
関西地方在住。地元の健康づくりのNPO法人に入り、バランスの良い食事を摂り運動を心がけている。健康診断やがん検診もできるだけ受けるようにしている。現役時代から現在まで便潜血検査は受け続けており、45歳の時には(便潜血検査の結果は陰性だったが)会社から勧奨されて大腸内視鏡検査を受けた。その時にポリープを切除し2年後も念のため受診したが大丈夫だった。他の人にも、病気を知るために個人が持っているチャンスとして検診を受けたらどうかと勧めている。
語りの内容
大丈夫ですよと。……ま、一番いいのは、あの、「自分のね、いっぺん、おなかの中をね、その画面で見るのもいいんじゃないの」って、先生、言ったからね、「そうですね」と。
―― 実際に見てどうでしたか。
いやあ、自分で見とってね、意外ときれいなんやなあと(笑)。……。
―― ポリープがあるの分かりました?あのー、二つ。
ポリープあるの分かりましたよ。えーとね、そこだけ、普通ね、みなね、中はずうっと何かピンク色みたいなんですよね、見ていると、画面で。そんで、そこだけね、白いつぶみたいなものがね、ぷくっと、こう、白い、白っぽく見えるですよ。
で、「これです、これです」って先生言うから、…で、そのあと、見つかった時に、「摘出しますか」と。後日なんですけどね、「しますよ」と。「どうして、それ切るの、おなかね、切開するの?」「いやいや違う、また中から入れて、何かファイ、あれは、針金みたいなやつでね、ぷちっと切るだけや」と。「ああ、そうですか」「切ったやつどうすんの」と全部質問したんです。「それずっとつまんで出しますから大丈夫です」なんて。
―― いうことは、その内視鏡検査をしたあとに、その説明を受けて「どうしますか」と言われて「切ります」と。
うん、取りますよと。
―― 再度また。
ええ。
―― えー、腸の中を空にして行ったわけですか。
そう、そう、そう。
―― はい、切るときとか痛かったですか。
いや、全然感じないですね。だから、もう全然心配いらない、何も、ええ。……ただ、お酒の好きな人は、「2日ほど酒飲んだら駄目だよ」って言われるから(笑)。
インタビュー32
- みんな自分は健康だと思いこませているが、何も見つからなければそれは自分のご褒美になるし、これで良いと自信も持てる
- 健診の中で便潜血検査は標準的に受けてきたが、45歳になった時に内視鏡検査を受けるよう案内が来て安価で受けることができた
- 大腸内視鏡の検査を受ける際、医師から突き刺さるような痛みはないと言われた
- 腸の中はピンク色できれいだったが、ポリープは白い粒のように見えた。手術の方法など詳しく聞いた上で、別の日に改めて内視鏡で切ってもらった
- ポリープがまたできるのではないかと思い、継続的に内視鏡検査を受けたところ、3回目のときはポリープの他に憩室が見つかり、便秘をしないように言われた
- 検診は、権利とか義務ではなく、健康をもらうためのチャンスだと考えて受けたほうが良いと思う