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東京都がん検診センターで消化器内科部長として、消化器系のがん検診を多数行ってきた。熊本市出身、平成2年熊本大学医学部卒業。熊本大学医学部第2内科入局後、関連病院や昭和大学藤が丘病院消化器内科勤務後、平成9年から現在のがん検診センターに勤務。胃がん・大腸がん検診だけでなく、術後の切除標本と画像との対比を行い、診断精度の高いX線・内視鏡診断や内視鏡治療へ取り組んでいる。

語りの内容

私たちの施設はどちらかというと対策型検診……住民検診をやっていますので、比較的高齢の方が多いわけです。そうしますと、高齢の方を対象にやるとそれだけがんの罹患率というのが、がんの方が多く含まれているということもあるんですが、便潜血検査が陽性となって精密検査として内視鏡検査をお受けになった場合に、だいたい13パーセントぐらいの方が大腸がんが見つかってくるというデータがあります。
 ただ、そのうち87パーセントぐらいの方は早期のがんで、内視鏡治療や腹腔鏡手術が可能であったと。非常に便潜血検査は頼りがないように思いますけれども、実際に見つかってくるがんは症状がない方がほとんどですので、やはり早期がんが80~90パーセントを占めているということなります。ただ、全国的なデータを見ますと、だいたい半数の方、5割の方には何もないと。内視鏡検査をお受けになって。がんが5パーセント前後見つかってくる。あと45パーセントぐらいの方には、ポリープが見つかってくる。前がん病変としてのポリープも見つかってきますし、あとは大腸憩室なども見つかってくるという報告があります。

私は: です。

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