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診断時:46歳
インタビュー時:52歳(2012年3月)

関西地方在住。会社の補助で受けている人間ドックで潜血反応が陽性と出て、内視鏡検査をしたところ、S字(S状)結腸に悪性と思われるポリープが見つかり、その場で切除した。調べてみたら、案の定がんであることがわかった。先天性の弱視で40歳半ばに全盲になったが、その直後にがんが見つかり、まさにダブルパンチだった。しかし、それを機にスポーツを始め、現在ではトライアスロンに参加する盲人アスリートとしても活躍している。

語りの内容

―― ちょっと、個別な話なんですけれども。基本的なことなんですけども、便潜血検査は、えーと、どういう風にされてます?ご自分で便を取られる。

そうです。

―― それとも、奥様、誰かに。

いえ。私が自分で取ります。

―― あ、そうですか。

はい。

―― あ、で、あの、キャップの中身とか。

そうです。

―― あの、ご自分で、ご不自由でないですか?

いや、たまに、ちょっと、こう、はみ出たり。

―― そうですよね。

…は、ありますけども。

―― ええ。あれ、見えててもね、なかなかはまらなかったりするんですけど。それは、特に、困ったりっていうことはなかった。

そうですね。あの、案外、器用なほうなんで(笑)

私は: です。

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