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診断時:59歳
インタビュー時:61歳(2012年6月)

男性・首都圏在住。医療関係の仕事に従事。2008年に職域健診で受けた便潜血検査で陽性反応が出たが、自覚症状もなく、仕事の忙しさや面倒との思いから精密検査を受けなかった。しかし、2010年に体調の異変に気づき、貧血検査をしたところ、通常の半分の値しかなかったため、すぐに精密検査を受け、大腸に進行性のがんが見つかった。腹腔鏡手術と抗がん剤治療を受ける。現在は仕事や趣味に多忙な日々を送っている。

語りの内容

――その、内視鏡検査を受けられたと思うんですけれども、 内視鏡検査を受けられるのは今回が初めてで。

あ、初めてです、ええ。まったく初めてですね、下部消化管に関しては。はい。

―― 何かこう、あのー、よく、えーと、痛いとか、怖そうとか。

あ、それはないですね、うん。あのー、10年前、20年前ならいざ知らず、今はファイバースコープがもう、格段に材料が良くなってますから。あの、細くもなってますし、それは全然。あの、ただ…、そうですね、まこれは、こんなこと言うと変ですけど(笑)、えー、ま、自分が勝手に作った家訓で女性におしりの穴を見せてもいいけど、男性には見せちゃいけないと。えー、そういう勝手な家訓を自分で作ってましたんでね、ま、それを言い訳にして避けてましたね、うん。

―― それはやっぱり、ちょっとどっか、こう、恥ずかしいというか。

あ、そうです、もちろんもちろん、うん。やっぱ羞恥心が先に立ちますよね、うん。は、もう、男性、女性限らず、たぶんそうでしょうけど、特に女性の場合は特にそっちのほうが、羞恥心は強いと思いますからね、うん。

―― ま、でも、今回はちょっとそうは言ってられないということで。

そうですね。その、データ自体に、それじゃいけないよっていうデータが前日出てますから、もうすぐにその場でちょっと予約入れて3日目には精密検査して、うん。で、その次の週ですからね、オペしたのが、ええ。シャッシャッシャッとこう、やってもらいましたんで、はい。

私は: です。

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