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インタビュー時:41歳(2011年12月)
男性・東海地方在住。大腸がんの便潜血検査は、35歳以上になると会社の健診の中に入ってくるので、このところ毎年受けている。昨年初めて陽性と言われた。会社の産業医に紹介状を書いてもらい、大腸内視鏡検査をした結果ポリープがみつかり切除した。20代のころ突然血便が出て、同様の処置をしたことがある。祖父も父もがんになっているので、がんについては気をつけているが、遺伝だから仕方がないという思いもあり、個人的に大腸がん検診以外のがん検診を受けるところまで気持ちが至らない。
語りの内容
―― 検査の信頼性とかって、どんなふうに感じてらっしゃいますか。
検査の信頼性…うーん…まあ、そこまで深くっていうか、考えたことがないんで、なかなか答えにくいんですけども。まあ、どっちかというと、日本の医療機関というか、日本の医療は、まあトップクラスだと思ってますので。えー…まあ、極端な言い方すると、悪性なのに悪性じゃなかった、と言われることはないだろうというようには思ってます。まあ、その、がんに限らず、思ってます。はい。
―― その逆はどうですかね。つまり、悪性じゃないのに悪性かもって言われて、切るっていうのは。
うーん…逆。逆パターンですか。ああ、あんまし考えたことがほんとにないんですけども。…まあ、あの、その、先ほどの病院の先生の話じゃないんですけど、まあ、ポリープはそんなに、人間として要るものじゃない、えー、切らなくてもいい、でも、それが悪性になるかもしれない、という話は一応聞いてた、聞いたことはありますので。まあ、その、どっちかと言ったら、わたしは一度切った経験があるので、まあ、そんなに難しい手術っていうか、にも値しないと思ってますので、まあ、疑わしきは切る、と。そういうことをすると思います。
インタビュー06
- 会社では1回法で受け、引っかかった人は連絡があり、もう一度便潜血検査を受け、また陽性だと精密検査(大腸内視鏡検査)を受けることになっていた(音声のみ)
- ポリープ切除後は念のため毎年内視鏡検査を受けた方が良いと言われたが、費用の問題もあり、考えられない。便潜血で陽性になり勧められれば受けるかもしれないが(音声のみ)
- 大腸内視鏡検査の痛みはなかったが、むしろその準備のために大量の下剤を飲まなければならなかったのが一番辛かった(音声のみ)
- テレビ画面で説明を受けながら、ポリープを切除した。取るのは簡単で痛みもなく、むしろ検査のための準備の方が大変だった(音声のみ)
- ポリープは悪性ではないだろうと検査中に言われたが、1週間くらい後に正式に回答をもらい良性だとわかった。年に一度くらいは内視鏡を受けた方が良いと言われた(音声のみ)
- 血便が出たので看護師の姉に相談したところ精密検査を受けるように言われて内視鏡検査を受けた。一度経験しているので、その後受けるのに抵抗がなかった(音声のみ)
- 日本の医療はトップクラスだと思っているので悪性なのに悪性じゃないといわれることはないだろう。逆の場合も疑わしきは切るということでいいと思う(音声のみ)