※写真をクリックすると、動画の再生が始まります。

診断時:59歳
インタビュー時:61歳(2012年6月)

男性・首都圏在住。医療関係の仕事に従事。2008年に職域健診で受けた便潜血検査で陽性反応が出たが、自覚症状もなく、仕事の忙しさや面倒との思いから精密検査を受けなかった。しかし、2010年に体調の異変に気づき、貧血検査をしたところ、通常の半分の値しかなかったため、すぐに精密検査を受け、大腸に進行性のがんが見つかった。腹腔鏡手術と抗がん剤治療を受ける。現在は仕事や趣味に多忙な日々を送っている。

語りの内容

それはまあ一応大腸がんのマニュアル、えー、治療マニュアルに沿って、とりあえずは、あの、5FU(ファイブエフユー)を中心にして、えー、一応12クールですけども、まあ多少…、やっぱり、抗がん剤、基本的には、あの、結構ダメージが強いんで、一応1回目は10回で終わりましてね。…本当は12回だけど、まあ、えー、2週間、3週間、2週間、3週間に一ぺんか、うん、月2回ですからね。月2回と3回のときとか、2週間、2週間、2週間で、えー、やりますからね。

―― じゃあまあ、あの、えーと、当然副作用とかっていうのはあったと思いますけど。

ありますね、ええ。

―― それは何かお仕事する上でちょっと支障のあるほど大きいものではなかった。

いやいや、あの、なかなか。もう我慢我慢の、ええ、我慢我慢のあれですよね。えー、特に抗がん剤入れて…、えー、入れた日、ま、だいたい10時から11時くらいまで、えー、副作用の緩和する、えー、薬を事前に点滴をして、それから抗がん剤のチューブを、えー、まあ、おなかなり背中に沿って、えー、ま、48時間ずっと持続点滴するんですけども、それも普通に、えー、まあ、昔で言う腹巻きをして、その上に、中にボトルを入れて、バルーン入れてね、で、ここにリザーバーっていう、あの、えー、静脈のつな、あの、えー、あ、点滴の受け口を、えー、埋め込むんですよ、うん。埋め込んで、そこに、えー、薬液からのチュー、あのー、チューブを、点滴の先を差し込んで、それで、えー、48時間そうやる。
やっぱり、初日、12時間くらい経つとやっぱり結構、まあ、まあ、一般的には食欲不振と吐き気とかね、えー、それから、冷感の過敏症というんですかね、だから、こういう冷たいとこ、ちょうど9月から10月、11月って、あの、冬場なんで、ドアのノブとか水道の蛇口ひねると、えー、神経が過敏になってますんで、えー、しびれちゃうんですよ、うん。それから、顔面にこう、風が、冷気が当たると、やっぱりそのー、あの、過敏症になってるから、鼻の頭を中心にクモの巣が張ったような感覚がこう全面にこう広がるんですね、うん。その、まあ、スパイダーマンじゃないんですけども、感覚としてはああいうクモの巣がこう、歩くたんびに風が、空気に、空気がそよぐと、まあ冬ですから、冷気になってね、そうすると、ふわーっと顔がそういうふうに感じる、うん。まあ、やっぱりあと、吐き気とか食欲不振ですかね、うん。まあそういう一般、普通一般的な、えー、副作用っていうのはずっとありましたね、ええ。終わってからもしばらく、えー、続いてます。今も右手のこっから先ずっと、えー、人差し指と中指は、肩からずっと神経はしびれたままですけどね、ええ。

私は: です。

(アンケート結果の扱いについては個人情報の取り扱いについてをご覧ください。)

認定 NPO 法人「健康と病いの語りディペックス・ジャパン」では、一緒に活動をしてくださる方
寄付という形で活動をご支援くださる方を常時大募集しています。

ご支援
ご協力ください

モジュール一覧