ジャネット
性別:女性
経歴:既婚、成人した二人の子供あり。退職した放送ジャーナリスト。
国籍:イギリス(白人)
短縮版:ジャネットは2003年に乳がんと診断された。乳房切除手術、化学療法、放射線治療が必要だと言われた。ジャネットは、先ず化学療法を選択し、その後に乳房温存手術を受けることができた。タモキシフェンとフェマーラによる治療も受けた。
語りの内容
レトロゾールを服用していると言っていましたが…?
レトロゾールですか。はい。そうですね、私は腫瘍専門医のところで年に一回の検診を受けています。定期的な検診が終わった後、腫瘍医は「年に一回、診ることにしましょう」と言いました。こうして、最初は腫瘍医と外科医に交互に診てもらっていました。ここ数年は、腫瘍医が私を診てくれています。
5年たってタモキシフェンの服用期間が終わりになると先生はこう言いました。「やっとタモキシフェンをやめることができます。」しかし、こうも言いました。「他に服用できる薬もあります。」先生はそれについて大きな期待を持っているようには見えませんでした。「もしあなたが望めば、ありますよ。でも、そうでなければ、タモキシフェンを続けてもいい。心配しないで、飲んでそのままにしておくだけだから。」私はやってみようと思いました。
先生はこうも言いました。「うずきや痛みを感じるかもしれません。たくさんの人が関節に痛みやうずきを感じています。」しかし、私にはすでにうずきや痛みがありました。それが他の薬のせいかどうか分かりません。いずれにしても、私はこの薬の服用を始めました。ええ、今のところ大丈夫です。それが良いのか悪いのかわかりませんが、やってみる価値はあります。
「レトロゾールが原因だわ。もう服用したくない。」と思わせるようなひどいうずきや痛みはないのですね?
こりの症状はたくさんあります。でも、それが年齢のせいなのか、レトロゾールのせいなのか、他に原因があるのか、他の病気で飲んでいるスタチン(抗脂質異常薬)のせいかもわかりません。痛みはうれしくないけれど、このために自分がやりたいことをやめたくありません。何かをやりたかったら、精いっぱいやりたいのです。
それで、どのくらい服用を続けているのですか?
だいたい1年以上レトロゾールを飲んでいると思います。もう1年だけ飲んでやめます。その後には何があるのか、私にはわかりません。
インタビュー50
- ジャネットは常に乳がんにかかるのを恐れていた。彼女の娘がしこりに触れ、かかりつけ医に診てもらうようにアドバイスをした。
- ジャネットは放送ジャーナリストで、化学療法中も仕事を続けていた。彼女は、癌患者を励ますためにBBCの番組に出演した。
- ジャネットはいくつかかつらを持っていた。そのうちのひとつは人毛でできたものだった。彼女はそれをカットし形をつけ、かつらをつけることに自信を感じた。
- 化学療法の後、しこりが小さくなり、乳房の全摘出手術をしなくてよくなったことがジャネットはとても嬉しかった。彼女は良く知られたテレビキャスターだったため、病院内で彼女の存在を知られてしまうのが気がかりだった。
- ジャネットはタモキシフェンを5年間服用後、フェマーラを処方された。関節痛があったが、それがフェマーラによるものかどうかは確かではなかった。