診断時:34歳
インタビュー時:34歳

2001年に乳がんの診断。乳房温存手術、部分的再建手術、化学療法、放射線療法。

語りの内容

医師は、私にいくつかの可能な選択肢があることを、次のように説明してくれました。
「ガンがどこにあるかによって、局所を広範囲に切除したり、場合によってはもっと沢山の組織を除去することがあること、そしてミニ・フラップ手術と呼ばれる、一種の形成的な手術、つまり、肩の筋肉の一部をもってきて除去した部位に埋め込む手術を行うこと、あるいは、乳房全体を切除しなければならない場合もあるということです。さあ、この3つの選択肢の中からどれを選ぶかは貴方です」と言うのです。
私は彼に向かって、「じゃあ、私が生き残れる可能性が一番大きいのはどれ何ですか?」と言いました。すると彼は「生き残る可能性が最大になる選択肢が一つだったら、それをお伝えするのですが、この3つの選択肢はすべて等しいチャンスがあるのです。」
私はしばらくそこで考えました。「これはちょっとホブソンの選択(=えり好みの出来ない選択)みたいね。私としてはガンを全て取り除きたいだけなんだけど」
そう言って、私は医師に第2番目の手術を選ぶことを伝えました。

――それはある種の乳房再建的な手術といった選択ですか?

ええ。そうです。
それから医師は、化学療法にはいくつかの異なるタイプがあり、3種の薬を使う方法が今は標準だけれど、4種の薬を使う新しい方法も新しい標準治療になりつつあるのだと、説明してくれました。それからまた、タクト(Tact)と呼ばれるアメリカの薬があって、これはまだ試験中みたいなのだけど、この中でどれを望むかって言うの。またまた選択ね。そう、臨床実験なのよ。私はどちらかというと4種類の薬を使う方法にしたいと思った。だって、これはアメリカの薬で、二次性の乳がんがある人のための薬だっていうから。

私は: です。

(アンケート結果の扱いについては個人情報の取り扱いについてをご覧ください。)

認定 NPO 法人「健康と病いの語りディペックス・ジャパン」では、一緒に活動をしてくださる方
寄付という形で活動をご支援くださる方を常時大募集しています。

ご支援
ご協力ください

モジュール一覧