診断時:58歳
インタビュー時:59歳

2000年に乳がんの診断。乳房切除術、化学療法、放射線療法、タモキシフェン投与。

語りの内容

1日中調子のいい日もあるんですよ。大丈夫だと思えて、自由で幸せな気分がするんです。ところが次の日には、気持ちが逆戻りしてしまって。「ああ私はがんなんだ」って。
「ああ神様、なぜ私のこのがんが消えてしまわないんでしょう」と思うんです。でも、これが人生なんですね。向き合って生きていかなければなりません。

――では、調子のよくない日はどのように乗り切ったのですか?

お祈りをしたり聖書を読んだりしました。私はカトリックで、教会からもらう小さな本が何冊かあるんです。それを読んで、ロザリオのお祈りを唱えます。ロザリオのお祈りを病院の行き帰りに唱えることもありました。お祈りをすると心が安らかになります。他の方はどうかわかりませんが、私の場合は、お祈りをすると緊張がほぐれてリラックスできるんですよ。
手術の前には、前日に、聖餐をいただきました。それで心の準備ができたんです。どんなことが起こっても大丈夫と、覚悟がきまりました。うまくいって、神に感謝しています。

私は: です。

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