※写真をクリックすると、動画の再生が始まります。

診断時:27歳
インタビュー時:33歳(2008年10月)

九州地方在住。2002年春、右乳がんで、右乳房切除術とリンパ節郭清、同時再建(エキスパンダー挿入)、術後化学療法を受けた。エキスパンダーは、術後アレルギー反応を起こして取り出すことになり、その後、再建はしていない。 当時、離島で授乳中の子どもと夫の3人暮らし。治療中は子どもと2人で九州の実家で過ごした。その後、夫も離島を離れ、現在は家族3人で暮らしている。

語りの内容

あとは、副作用は、CEF(*)のときもそうだったですけれども、やっぱり、髪の毛が全部抜けてしまって。で、タキソール2本目を打つぐらいでしたかね? 2本目を打ちはじめたころに、こう、頭がちくちくちくちく何か痛くなってきて。で、そろそろくるのかなと思ったら、シャワーを浴びたら、ごそっとやっぱり髪の毛が抜けて、それからもうすごく早くて、ぼろぼろ抜けてしまって、全部は抜けなかったんですけど、まばらにこう少し残っているぐらいになって。何か、それがすごく嫌で、その姿を鏡で見るのが、自分が何かすごくかわいそうで、見れなくて。で、自分はですね、抜け始めてもう3日後ぐらいに、主人に言って、丸坊主にしてもらったんですよ。カットしてもらって、バリカンで、もう全部刈ってもらって。そしたら、意外とすっきりして。やっぱり、抜けた髪の毛を処理するのが、すごく嫌だったんですよね。ま、悲しいし面倒だしっていうので。それが、坊主になったので、すごくすっきりしたので。それからは、かえって、楽しんで、いろんなかつらを買ってみたり、普段は、帽子あまり被らない人だったんですけど、帽子をいろんなものをコレクションして、今日は、この帽子とか、今日は、おさげをつけるとか(笑)。いろんな髪型を、トライして、そのときはそのときで、こういう楽しみ方もあるのかなと思いながら、過ごしたのを覚えていますね。

*CEFとは抗がん剤の多剤併用療法で、エンドキサンの一般名シクロホスファミド(C)とファルモルビシンの一般名塩酸エピルビシン(E)と5-FUの一般名フルオロウラシル(F)の頭文字をとった略称です。

私は: です。

(アンケート結果の扱いについては個人情報の取り扱いについてをご覧ください。)

認定 NPO 法人「健康と病いの語りディペックス・ジャパン」では、一緒に活動をしてくださる方
寄付という形で活動をご支援くださる方を常時大募集しています。

ご支援
ご協力ください

モジュール一覧