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診断時:50歳(2007年5月)
インタビュー時:58歳(2015年5月)

首都圏在住。先天性のろう者で、夫と娘の3人暮らし。自分でしこりを発見したが、父の看病で忙しく、1年以上経ってから病院に行って左乳がんと診断された。術前抗がん剤治療、乳房切除術、放射線療法、抗がん剤の内服治療を受けた。外来受診等は手話通訳派遣制度を使った。

語りの内容

わたしが、おかしいなって、最初、おかしいなって思った時が、小学校5~6年、5年ぐらいでしたね。で、実際にがんが見つかったのは、中学校入ったあとです。娘は。

―― わかりました。じゃあ、娘さんには、どんなかたちで伝えられたのかってことも、ちょっと教えてください。

うーん、そのまま言いました。そのまま、がん。そしたら、「そう」だって。「あ、そう」って言ったんですね。中学の時、がんは詳しくわかんなかったのか、たまたま、自分に対しておじいちゃんですね。わたしの父ですよね。がんっていうのを見てたので、わたしも、こう、同じがんっていうような感じで見たかなー、と。まあ、どんなふうに考えたかわかりませんけれども、自分なりには、たぶん苦しいことたくさんあったと思うんですけれども、学校生活で忙しいってこともあったので。うーん。まあまあ、娘は娘の、思春期の、まあ、反抗期とかもあって、まあ、わたし自身もあんまり言わないで、「大丈夫よ。お母さん、大丈夫よ」っていうような感じで、うん。まあ、そのまんま言いました。うん。ま、主人は、いろいろ手伝ってくれたので、はい。それがあったお蔭で。はい。あと、犬がいたんですね。愛犬がいたので、それと遊ぶということも、精神的な面で楽になった、助けられたっていうふうに、ところがありますね。

私は: です。

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