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診断時:42歳
インタビュー時:42歳(2008年8月)

首都圏在住。2006年秋、自分で異常を発見。2007年夏、左乳がんを診断され、乳房温存術のあと、ホルモン剤内服を開始。現在、化学療法の最終クールを受けている。独身で両親と3人暮らし。治療のため、派遣先の会社を退職したが、来月から新しい派遣先で仕事を再開する予定である。

語りの内容

診察を受けるまでの期間というと、最初に自分で気が付いてから、気が付いたのが11月で、年が明けて健康診断に行ったのは8月なので、10ヶ月近くは何もしていない状態でした。
まず、踏ん切りが付かなかったというのもありますし、あと、経済的なことを考えると、ちょっとその時の状況で、もし、進んだがんだった場合に、家族が病気療養をしてましたので、…かなりちょっと経済的な負担が大きくなるだろうというのと。少しそこまでに、自分のことに使うまでの余力をちょっと付けるために、仕事を優先しようと思ってました。

――では、ご病気のことももしかしたらとか、いろいろ気になりながら、でもまずは受診できるための余力を、という形で仕事をされてたんですか?

はい。最悪の、がんだということになると、かなりやっぱり…もう手術するんであっても、入院したりとか、その後の医療費のこととかを考えると、その時にその状況で、経済状態で、というのはちょっと考えにくかったですね(笑)、はい。

私は: です。

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