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診断時:47歳
インタビュー時:51歳(2008年2月)

東海地方在住。2004年、乳がんと診断され、右乳房温存術、追加切除術、抗がん剤治療、放射線療法を受けた。2006年、骨転移で放射線療法と抗がん剤治療を受けた。2007年、肝転移、胸膜転移で抗がん剤治療を開始。金融機関に勤務し、休職と復職を繰り返してきた。治療中に夫と義父を看取っている。

語りの内容

あ、そうですね。昨年の10月に、あまり評価が――まあ悪くはないけれど、腫瘍マーカーも下がってないっていうことで、もう自分の体――そのときに先生から、まあ、「一生、高血圧とかそういうのと一緒で、一生、付き合っていかなきゃいけないよ」っていう説明を受けたときに、ああ、じゃあ、もう自分の体を強くするしかない。ずっと抗がん剤に頼るわけにはいかないっていうことで。
で、そのときに、まあ、ちょっと話がずれ――ごめんなさい――ちゃうかも(しれない)けど、あの、代替療法じゃないけど、いろんな健康食品が、ちょっと知ってる友達とか「これがすごくいいのよ」って、すごい勧誘された。もう商品名、忘れちゃったくらいなんですけど。で、聞くと、月に10万くらいかかったりするんですね。だもんで、そんときに私、一人の(提案した)代替療法に(対して)ね、「貧乏人は死ねってこと?」って(笑)。思わず言っちゃったんですね。で、「そんなに効くものならね、なぜね、西洋医学でもってね、ちゃんと使わないの」って。もうけんか腰になっちゃうくらいなんだけど、「人の弱みにつけ込んで、そういうものを、話を持ってくる?」って言ったら、「あんた、ひねくれてるよ」って言われちゃったんだけど。みんな、心配してくれて、持ってきてくれてる、話を…なんだけど、どれぐらいの根拠があるものなのかなって。で、そういうもので、(代替)療法に頼らない。で、すごく心も動いたんですよ。治るためだったらって。心も動いたんだけど、「でも、本当に大事なのは日々の食生活だよな」って思ったんですね。

私は: です。

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