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インタビュー時:75歳(2015年8月)
疼痛期間10年
診断名:原発性シェーグレン症候群。
北海道在住の女性。夫は単身赴任中のため一人暮らしだが、息子家族が近所に住んでいる。診断名:原発性シェーグレン症候群。60代半ばから、両足のふくらはぎから足先にかけて痛みと痺れを感じるようになった。数カ所の病院を受診し、飲み薬や湿布薬、テーピングなどで対処したが、痛みは変わらず、苦しい時期を過ごした。5年前にシェーグレン症候群と診断されて、気持ちが切り替わり、飲み薬の量をコントロールして、痛みに対応できるようになった。
語りの内容
で、薬も、だんだん、だんだん増えてきて、今痛みを取る薬っていうか、あの、神経に効く薬というのはリリカ(一般名:プレガバリン)というお薬が2カプセルなんですよね。それと、あとトラムセット(同前:トラマドール/アセトアミノフェン)というのが最初は2錠だったんですけれども、今年の5月ごろに4錠になって、7月には6錠になったんですよね。それが結構大きなお薬で、大変、飲みにくい。そんな感じで、それ6錠になってから、痛みはかなり抑えられていますけれども、やっぱり眠気とか、その副作用が。だるさとか眠気とか、意欲がなくなるとか。でも、それを先生に言うと、どっちかどっちかを取るっていうことになるので、今は、あの、まあそれ、トラムセット6錠で、とリリカ2錠で、あの、何とか生活していますけれども。
―― 最初のころからリリカとかトラムセットが出てたわけではない?
ない。あ、リリカは、あの、入院してから、まあすぐ出ましたね。で、トラムセットは何度か入院、入退院したんですけども、4、5回目の入院ぐらいのときに、あの、「秘密の薬があるって、先生、いつもおっしゃってるんですけど、どうしてそれ、出してくださらないんですか」って、お願いして、お願いして出していただいたのがトラムセットだったんですよね。
―― これは一番よく効く?
そうですね。今まででは効い…、リリカは、「先生、これ、効くの?」って聞いたりしたんですけど、トラムセットは、私はやっぱり効いてるような気はしますね。
インタビュー18
- 好きな作家の本を繰り返して読んでいると幸せを感じる。読書や音楽鑑賞、散歩で気分転換をはかっている
- 下肢の末梢神経炎の痛みは、日焼けで皮がむけたときのヒリヒリした火傷のような痛み。寒いとひどくなり、腰から下が痺れてどこが痛いかわからなくなる
- シェーグレン症候群の診断がついた最初の入院でリリカが出されたが、主治医が「秘密の薬」と呼ぶトラムセットは4-5回目の入院でようやく出してもらった
- ふくらはぎの焼かれるような痛みがなかなか治らず、シェーグレン症候群だと病名がわかったときには、難病ではあるがほっとした。看護師もよかったねと泣いてくれた
- シェーグレン症候群のリハビリとして月に1度、足の血行を良くするケアを受けている。ほぐされると足が温かくなるが、効果が続くのはその日1日ぐらい