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インタビュー時:45歳(2017年1月)
疼痛期間:8年
診断名:不明(重度の過敏性腸症候群、身体表現性疼痛の疑い)
北関東在住の女性。2008年ごろから、毎日の排便後にお腹の激痛が出始めた。現在は激しい腹痛、首・肩、腰椎、股関節、内転筋付近の痛みがある。近隣のあらゆる医療施設で検査を受けたが、現在まで確定した診断名がない。藁をもすがる気持ちで調べ尽くした民間療法や代替療法を多数試み、一定の効果が得られている。
語りの内容
―― あの、エネルギー療法って、たぶん一般の方はあんまりよくわからないと思うんですけども、そのエネルギー療法の自己治療っていうのをちょっと説明してもらってもいいですか。
えっと、うんと、その、薬を使って云々とか、あの、鍼(はり)や指圧を使って云々というんじゃなくて(笑)、あの、えっと、要はお手当て。お手当てということで、えっと、またこういうことを言うとなんか宗教がらみになるんじゃないかというふうに言う人もいるんですけど、気功っていうのはよく聞かれると思うんですけど、気功に似てるんです。でも、気功っていうのは自分の力を使って、えーと、自分の力で、エネルギーで、えーと、治癒する、治癒をしていくっていうんですけども、そうじゃなくて、例えば私の使わせてもらっているのは直傳靈氣(じきでんれいき)といって、直傳靈氣気功整体というもので。そのエネルギーというか、そこからのエネルギー、宇宙からのものの力を借りて、えーと…、自分にこう伝わらせてもらって、お手当てをする。まあ、お手当てするっていう、簡単に言うとそうなんですけど。 でも、それを言うとやっぱり中には宗教的っていうふうに、あの、捉える人もいるので、本当はこればっかりは信じる、信じないの世界なので。私の家族の中でも主人とか妹は(笑)、あの、こう痛いところ、つらいところにこうお手当てをしてあげると、あの、「まあ温かくはなってくるけども…、うん、それが効くの?」っていう(笑)、言う人もいたりとかして。だから、本当に効くっていうふうに思えば効くんだろうしというところもあるので、一概には言えないんですけど。
―― それをやると、どんなふうに自分の体がこう良くなるっていうふうに感じられるんですか。
人によってなんですけど、私の場合、もうやっぱり熱く熱く、ぐわーって、一気にぐわーって熱くなっていって、で、ある程度の時間たつとこう沈んでいく。で、やっぱり症状が重い人ほどそれを、やっぱりそれも治療頻度ということで毎日やってあげなくちゃいけないんですけど。あの、そうすると毎日することによって、その、ぐわーってなる、熱くなったりするのが、だんだん、だんだんこう、波の、下がっていくっていう形で。私の場合は、あの、こう熱くなったりとか、自分に対しては熱くなるんですけど、あるとき人にやったときに、あのこう、じんじん、ここが痛くなる感じになる人も。そこに炎症が起きていたりすると、こう痛くなるというか、そういう症状が、ある、あるんですけども、出るんですけども。
インタビュー36
- トランプ遊びができるくらい診察券が貯まった。どこへ行っても結局答えは同じで、消化器に異常がなく、過敏性腸症候群の病名で精神科を勧められたが、嫌でしょうがなかった
- 西洋医学的な検査では異常が見つからず、医師から「もうやめよう」「自分で調べて」「怠けてるだけ」といったことを言われたので、根本的に民間療法に切り替えることにした
- 民間療法を半年受けたが症状が全く変わらなかったので、治療家のほうが疲れてしまい、もうできないと言い出したり、怒りだしたりして辞めてしまうことがあった
- 民間療法の先生は全身を診てくれるし、年上の女性でお姉さん的な存在でもあり、子育ての上でも先輩でいろんな相談に乗ってもらえる
- 「エネルギー療法」を始めて大学病院で処方されていた安定剤の服用をやめた。4カ月ほどで消化器症状が落ち着いてきて、アルバイトに応募する気力も出てきた
- 自己治療は宇宙のエネルギーを自分に伝わらせて「お手当をする」もので、最初は体がぐわーっと熱くなるが、毎日やっていると次第に熱の波が小さくなって良くなっていく