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インタビュー時:65歳(2014年12月)
疼痛期間:25年
診断名:腰痛症
首都圏在住の男性。25年前より腰痛があり、痛みで起き上がれないことがあり、整形外科を受診。コルセットの装着のほか、整体、鍼灸やマッサージでやり過ごしていた。現在は、映像制作関連の会社を経営し、痛みがあっても、適度な運動、散歩など自分なりの対処で日常生活は過ごせている。家族は妻(同居)と独立した子供2人。
語りの内容
……もう、…腰の痛みというのは、実はもう良くならないだろうなと、回復しないだろう、元には戻らないだろうなっていうふうには、もうあきらめているんです、実は。うん。ですから、これ以上痛くならないように、えー、するのが、あの、今の自分の、こう、やらなきゃいけないことだと思っていますので、まあ痛みと一緒に、あの、生活していくというか、同居していくというか。これはもう、あの、変えられない事実なので、えー、うまく仲良く、あの、やっていくしかないと。腰を怒らせないように、だまし、だましやっていくしかないというふうに、もうほぼあきらめながら、えー…、生活しているのが実態です。
やはり、あの…、5つぐらいそういったね、医療関係、医療施設といいますか、病院も含めて行って、まあ自分のこの、かかり方というのが、そのお世話になり方というのがやっぱり1つ問題はあったかと思うんですが、あの…、5つぐらい行って、なかなか良くならないというのは、これはもう、あの、良くならないんだろうと(笑)。どこに行っても良くならないんじゃないだろうかというふうに、あの、思って。えー、だったら、あの、それとうまくおつき合いしていくしかないだろうなと。で、えー、さっき申し上げたように、あの、まあ日ごろの、あの、なんか自分のこう生活の仕方。その階段の上り下りをなるべく積極的にするとか、えー、朝起きたらその、から、体を伸ばすとか、腰を曲げるとか、どうしてもゆっくりなんですけれども。なんかそういうその自分の生活をこう、新たにこうリズムを作っていくと。そういうふうにしながら、あの、痛みと仲良く同居するしかないのかなというふうに。そういった意味でのあきらめという、のは持ってます。あきらめというのが、こうネガティブな意味ではなくて、やはりうまくこう妥協しながらというか、なんかそういう意味のあきらめということだと思うんですけども。
インタビュー04
- 腰の痛みはもう良くならないと諦めているが、それはネガティブな意味ではなく、痛みと仲良く同居していくしかないといった意味での諦めだ
- 痛みと食べものに関係があるか分からないが、油っこいものやジャンクフードはなるべくとらないようにしている
- 毎朝、起きたときに違う痛みを感じる。痛みがひどくならないようにゆっくり起き上がったり、極端に腰をかがめたり伸ばしたりしないようにこれまでの経験から心がけている
- エスカレーターはなるべく使わず、階段を使うようにしたり、散歩することで運動不足を解消すれば、腰にもよい影響がでるのではと思う
- 朝起きたら、腰が痛くて起き上がれず、箪笥につかまりやっと立ち上がった。整形外科やマッサージに行ったがなかなか良くならなかった。それから25年痛みが続いている
- 鍼(はり)治療は即効性があって早く楽になれた。整形外科に行って牽引をしても治るのに時間がかかると思ったが、じっくり治していたら今の痛みはなかったかもしれない