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インタビュー時:65歳(2014年12月)
疼痛期間:25年
診断名:腰痛症
首都圏在住の男性。25年前より腰痛があり、痛みで起き上がれないことがあり、整形外科を受診。コルセットの装着のほか、整体、鍼灸やマッサージでやり過ごしていた。現在は、映像制作関連の会社を経営し、痛みがあっても、適度な運動、散歩など自分なりの対処で日常生活は過ごせている。家族は妻(同居)と独立した子供2人。
語りの内容
それと、やっぱり適度な運動、ですよね。ですから、例えば仕事でこう、どこかへ出かけて、何人かでほかへ移動するときに電車で、大体最近はこう、みんな駅、エスカレーターが備わっていますよね。大体皆さん、そこを乗るんですが、僕は、自力で階段を上って、あの、チームワークを壊すというふうによく言われているんですけれども。極力そういう駅でも、エスカレーターとかは使わないようになるべく、そういうふうにして、やや、その運動不足を解消すれば、たぶん腰にも少しいい影響が出るんじゃないかなと思って、そんなことはしてますけども。
特に腰の痛みがあるから、何か自分の行動が制限されるという、まあ趣味の面では特に感じたことはないんですけれども、逆にその…、歩いて、その運動不足を解消する、あるいはその適度な運動をすることによって、腰の痛みというのも解消できるんだろうなというふうに考えたので、一日…、できれば40分ぐらいは、30分~40分は歩くように実はしてるんです。で、まあ、ここのところちょっと毎日歩いているわけではないですけれども、あの、前日歩かなければ今日、昨日の分もちょっとプラスαで歩こうかなとか、あの、そういったことはしています。
歩く場所もその町の中、ぶらぶら歩くんじゃなくて、なるべくこう、自然がたくさんあるところ。あの、うちのそばに、あの、川があるんですけど、そこの土手をこう、まあ往復歩くと大体40分、30分か40分なんですが。あの……、うん、若いころには感じなかった、なんかその季節の移ろいとか、何か変化とか川の水のにおいとか、草のにおいとか、なんかそういったものが、あの、最近感じられて、意外といいもんだなと。腰が悪くなるのもいいもんだなというふうに(笑)思ったこともありますけど。
インタビュー04
- 腰の痛みはもう良くならないと諦めているが、それはネガティブな意味ではなく、痛みと仲良く同居していくしかないといった意味での諦めだ
- 痛みと食べものに関係があるか分からないが、油っこいものやジャンクフードはなるべくとらないようにしている
- 毎朝、起きたときに違う痛みを感じる。痛みがひどくならないようにゆっくり起き上がったり、極端に腰をかがめたり伸ばしたりしないようにこれまでの経験から心がけている
- エスカレーターはなるべく使わず、階段を使うようにしたり、散歩することで運動不足を解消すれば、腰にもよい影響がでるのではと思う
- 朝起きたら、腰が痛くて起き上がれず、箪笥につかまりやっと立ち上がった。整形外科やマッサージに行ったがなかなか良くならなかった。それから25年痛みが続いている
- 鍼(はり)治療は即効性があって早く楽になれた。整形外科に行って牽引をしても治るのに時間がかかると思ったが、じっくり治していたら今の痛みはなかったかもしれない