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インタビュー時:75歳(2015年8月)
疼痛期間10年
診断名:原発性シェーグレン症候群。
北海道在住の女性。夫は単身赴任中のため一人暮らしだが、息子家族が近所に住んでいる。診断名:原発性シェーグレン症候群。60代半ばから、両足のふくらはぎから足先にかけて痛みと痺れを感じるようになった。数カ所の病院を受診し、飲み薬や湿布薬、テーピングなどで対処したが、痛みは変わらず、苦しい時期を過ごした。5年前にシェーグレン症候群と診断されて、気持ちが切り替わり、飲み薬の量をコントロールして、痛みに対応できるようになった。
語りの内容
――治療は内服以外に何かリハビリをやったりとか。
そうですね。4週間に一遍、あの、受診するんですけれども、予約して。行ったときにリハビリをしていただいていますよね。足がすごい冷たいんですよね、私はね。リハビリしていただくと、腰から下のリハビリなんですけれども、あの、血行を良くする…ようなリハビリなんでしょうかね。足先も、ほかほか、ほかほかしてきて、「ああ、先生、リハビリはやっぱり効きます」っていう感じで、もっとしていただきたいんですけれども、通うのがなかなか大変なので、あの、受診したときに、ついでにって言ったらあれなんですけど、していただいてるっていう感じですね。入院すると毎日リハビリがあります。
――リハビリはどんなリハビリをやられるんですか。
そうですね。下半身、あの、ベッドに横になって、下半身を左右1つ、片方ずつ、あの、揉みほぐすというか、そんな感じですね。そして足先までずっと下りてきて、足の指をこう上下に揺らすっていうか、そうすると血液がドーッと流れるような感じがして、冷たかった足がほかほかと温かくなってくるっていうので、ああ、リハビリはいいなと思っていますけれど。
――効果っていうのはどのぐらい持つんですか。
そうですねえ。やっぱり1日ぐらいでしょうかね。…また、すぐ次の日になると足が冷たくなるんですね。
インタビュー18
- 好きな作家の本を繰り返して読んでいると幸せを感じる。読書や音楽鑑賞、散歩で気分転換をはかっている
- 下肢の末梢神経炎の痛みは、日焼けで皮がむけたときのヒリヒリした火傷のような痛み。寒いとひどくなり、腰から下が痺れてどこが痛いかわからなくなる
- シェーグレン症候群の診断がついた最初の入院でリリカが出されたが、主治医が「秘密の薬」と呼ぶトラムセットは4-5回目の入院でようやく出してもらった
- ふくらはぎの焼かれるような痛みがなかなか治らず、シェーグレン症候群だと病名がわかったときには、難病ではあるがほっとした。看護師もよかったねと泣いてくれた
- シェーグレン症候群のリハビリとして月に1度、足の血行を良くするケアを受けている。ほぐされると足が温かくなるが、効果が続くのはその日1日ぐらい