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インタビュー時:62歳(2016年3月)
疼痛期間:4年以上
診断名:脊椎関節炎(反応性関節炎)。
関東地方在住。男性。2012年に、腰・背中・首回りが硬くなり、違和感をもった。翌月にはアキレス腱と膝が腫れ、整形外科を受診したが、問題はないと診断された。2013年6月に、脊椎関節炎(反応性関節炎)と診断された。定期的に通院して痛み止めの薬を服用し、並行して東洋医学の療法も行っている。妻と2人暮らしで、現在は仕事を引退している。
語りの内容
―― 患者会、に、何か入らない理由というか、ありますか。
いや、別にないですけど。先生から入ればって言われれば、入ろうと思っているんですけど、まあ言われないから、まあ、軽いから別に入らなくていいのかなと思って、今のところは入らないです。ただ、AS友の会(脊椎関節炎の患者会)の、そのブログ等は、たまに、あの、チェックしています。やっぱり患者さん同士でいろんなアドバイスしたりしてるんで、やっぱりそういうこと、何ですか、病気の中の、同じ病気の人たちのこのブログの交換というのは、非常にいいことになんだなと思っているんです。
―― そういった、あの、情報収集ということに関してはどういった、あの、情報収集先を使ってる――持っていらっしゃいますか。
情報収集先っていっても別に、あの、ネットで「脊椎関節炎、ブログ」とか「脊椎関節炎、患者さん」とかってこう引くとたくさん出てくるんで、それで見てます。あとこの日本AS友の会っていう、で、ブログが出てくる。……あとは、まあアメブロで「脊椎関節炎」って引くと結構、患者さんが、大体10人ぐらいの人が常時ブログを載せてますから、そういうのを見て、たまにはコメントを入れたりしています。「やっぱり寒くて調子悪いですよね。私もちょっと最近痛みが激しいです」とかってコメントを入れたりしてます。結構、この、その何ですか、ブログの人で、「5年前まではフルマラソンもしたけど、この病気になってからは全くフルマラソンもできなくなっちゃって、なんか寂しい」とかっていう人もいますし。まあ個人、個人個人みんな、やっぱり痛みがいろいろ違うんですね。爪先から痛いとか。……いろんなこう、いろんな痛みがあるんだなって、常々そういうブログを見て思っています。…自分の痛みは、そう考えると…、そうでもないのかなとかって考えたりしています。
インタビュー22
- 毎日買い物に行くのは大変なので、宅配サービスを利用している。無駄買いしないし献立もたてやすくてよい(音声のみ)
- 風呂掃除は前に屈むときに痛いが、リハビリだと言い聞かせてやっている。家事は全般的に慣れてできるようになり、それが生きがいにもなっている
- 患者会には入っていないが、他の人のブログを見て痛みや生活の状況がさまざまであることを知ったりアドバイスし合ったりしている
- 本当に痛いのか聞かれるが、痛いということしか言えない。言葉でうまく伝えられないのが残念
- 医師から「西洋医学ではどうすることもできないので、東洋医学で合うものがあれば行って構わない」と言われ、徒手治療という筋膜を軽く触るだけの治療に月1回通っている