※写真をクリックすると、動画の再生が始まります。
インタビュー時:45歳(2017年1月)
疼痛期間:8年
診断名:不明(重度の過敏性腸症候群、身体表現性疼痛の疑い)
北関東在住の女性。2008年ごろから、毎日の排便後にお腹の激痛が出始めた。現在は激しい腹痛、首・肩、腰椎、股関節、内転筋付近の痛みがある。近隣のあらゆる医療施設で検査を受けたが、現在まで確定した診断名がない。藁をもすがる気持ちで調べ尽くした民間療法や代替療法を多数試み、一定の効果が得られている。
語りの内容
気光(という気功の一種)は、その、遠く離れて遠隔治療というんですけど、あの、それができるっていうのもあったので、もうそれは、本当信じる。もう信じる、信じないの世界なんですけども、私はもう、わらにもすがるじゃないんですけど、そんな関係で、もう感情で、もうお願いしたいということで気光の門を叩いたんですけど。まあそうしたらやっぱり同じように、「初めてだ、こんな症状の人」ということで。で、その先生も一生懸命やっぱりやってくれるんですけども、半年間は一生懸命やってくれていて、で、その間に遠隔と、まあ直接にも結局最終的には行っているんですけど、週2回直接療法をやって、あとは毎日、朝と夜、電話機を通して遠隔療法をやるという、そういう療法だったんですけど。
でも、もう半年たって、これだけやっても全く症状が変わらなかったんですね、実際言うと。なので、先生も疲れてきてしまうし。なんか気光というのは、気光師病ということでやっぱり自分のエネルギーも使うみたいで、治療家の先生自身が頭痛くなっちゃったりとか(笑)だったりして。あるとき、ちょっとすごいもう、「ちゃんと、ちゃんと真面目にやる気があるのか」っていう感じで逆にキレられちゃって怒られてしまって(笑)、ここでさようならになっちゃったんですけども。そういうのがあったりとか、まあ最低でも私は、半年以上は1つの療法に携わるので、すぐやめないで、やるんですけども。半年間たってくるとやっぱり…、逆に、もう僕はできないよって言ってくれる先生もいますけど、やっぱり治療家の先生たちのほうではもう自信持って、それでお仕事してるので、当然プロとして当然なんですけども、もう怒っちゃう先生もいて。うーん…、すごくお互いに嫌な思いをして、お別れしちゃったというケースもありました。
インタビュー36
- トランプ遊びができるくらい診察券が貯まった。どこへ行っても結局答えは同じで、消化器に異常がなく、過敏性腸症候群の病名で精神科を勧められたが、嫌でしょうがなかった
- 西洋医学的な検査では異常が見つからず、医師から「もうやめよう」「自分で調べて」「怠けてるだけ」といったことを言われたので、根本的に民間療法に切り替えることにした
- 民間療法を半年受けたが症状が全く変わらなかったので、治療家のほうが疲れてしまい、もうできないと言い出したり、怒りだしたりして辞めてしまうことがあった
- 民間療法の先生は全身を診てくれるし、年上の女性でお姉さん的な存在でもあり、子育ての上でも先輩でいろんな相談に乗ってもらえる
- 「エネルギー療法」を始めて大学病院で処方されていた安定剤の服用をやめた。4カ月ほどで消化器症状が落ち着いてきて、アルバイトに応募する気力も出てきた
- 自己治療は宇宙のエネルギーを自分に伝わらせて「お手当をする」もので、最初は体がぐわーっと熱くなるが、毎日やっていると次第に熱の波が小さくなって良くなっていく