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インタビュー時:49歳(2015年6月)
疼痛期間:10年以上
診断名:リウマチ。
近畿在住の女性。夫と2人暮し。39歳の時に足裏や肩、手首の痛みで、専門医を受診してリウマチと診断された。抗リウマチ薬や鎮痛剤、漢方薬の処方などでいったん症状は落ち着いた。診断後1ヶ月休職したが、その後悪化と寛解を繰り返しながらもずっと仕事を続けている。薬剤師という仕事柄、専門的知識があることや体験者と接点があったことはラッキーだと思う。
語りの内容
結局、12月の末ぐらいには、もうあの、手は、結局、動かせない。動くんですけども、手首のところは、本当に動かなくて。物をこう出し入れするとか、ポケットに手を入れるとかっていうのがすごい困難になってきて。で、もちろん肩はある程度痛いので、物を、上に物を上げたり、上の物を下ろしてきたりっていうのがすごく不自由が出てきました。歩くのも、まあ言ったら、歩けるんですけれども、1回座ってしまうと今度立ち上がるのがすごく不便です。
今でもやっぱりそういうことはよくよくあるんですけれども、人間、立ち上がるときに、こう、手突いていると立ち上がれますよね。そのときに手首がやっぱし、私、今もう手首が固まってしまっているのと、そのときはもっと痛かったので、手首を突けない。突いたらもう、「あ、痛い、痛い」って言って脱力してしまうんです。なので、手首を突いて、こう起き上がるっていうことができない。なので、例えば電車で座ってると、あの、縦にこう何ていうんですか、ポールみたいに、あの、棒があったら、それを伝ったら立ち上がれるんですけども、それ以外だとなかなか立ち上がるのにすごく時間がかかりました。
でも見た目は全く、あの、健常人なわけですよね。結構、何ていうんですかね、優先座席とかにちょうど、縦のポールがこうあるので。優先座席なんかにこう座ることが結構あったんですけど、そうすると、「お姉ちゃん、ちょっと位置移動して」って言われるんですけど、隣に移動するっていうのは、1回立たないと無理じゃないですか。なので、横にこう、お尻だけずらすっていうこともできなかったので。なんかそう言われて、おばあちゃんとかが、そうしてあげたいんだけれども、「いや、ちょっと待って。私、それするのにすごい時間かかる」って言って、まあ断ったり。もうどうしようもなかったら、「もうちょっと待ってくださいね」って逆に席を立って。立ったほうが、こうポールを使って立てるので、あの、立って代わるほうがよいような状況になっていました。