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インタビュー時年齢:29歳(2015年4月)
にきびの治療薬の治験(詳細不明)に参加したが、自己都合で中止。
北陸地方在住。2005年頃、顔面のあざ(太田母斑)の治療を受けていた皮膚科で、にきびの塗り薬の治験を紹介され、既存の薬とは別のものを試したいと思い参加したが、進学に伴う生活の変化で続けられなくなり同意撤回した。参加中はCRCといろいろな話ができ、気分転換になった。後日、にきびの治療薬を処方された際、主治医から治験のときの薬だと知らされた。
語りの内容
―― 治験が終わる頃のことを教えていただきたいんですけど、終わる時ってどんな感じで終わったんですか。
終わる時は、おそらくもう1回通院が残ってたような気がするんですけど、大学への入学が決まって、その準備でバタバタしてしまうっていうのがあって、次の診察、受診には行けないってなって。それが決まった時に、もうそこでやめてしまったんですけど。「今回、次行けないので、ここでやめます」っていうのを、確か病院に連絡したような気がします。
―― その時の対応っていうのはどうだったんですか。
特に印象に残ってないので、何事もなかったと思います。たぶん。でも、使ってた薬のチューブを返さなきゃいけないので、たぶんどこかで返しに行ったんだろうな、とは思いますが。はい。
―― じゃあ、もう電話1本で。
そうですね。いつでもやめられるっていうお話はあったので、じゃあ、ちょっとここでやめようって思ったような気がします。
―― じゃあ、自分の生活環境が変わるので、それにあたって必要な準備があってっていうようなかんじですかね。
そうですね、はい。
―― その頃は、もう薬学部を目指してたんですよね。
目指してました。
―― なるほど。じゃあ、大学進学が決まったので、コンプリートしたっていうわけではないということになるんですね。
ではないです。途中で。中断です。
―― で、記憶にはないけれども、最終的にチューブは返しに。
返したと思います。
―― ただ、やめる時には、電話1本で済んだ感じ。
そうですね。
―― で、もう、「はい、はい」みたいな。
電話1本でとりあえず済んで、たぶん、「来てください」って言われたんじゃないかな、と思うんですよね。進学の準備をする前に。それでたぶん、チューブを返したり、つけてた日記も全部回収になるので。それもたぶん、一回返しに行ったんじゃないかと思うんですけど。
インタビュー39
- 治験参加後、自分の病気が再発したので再受診したところ、参加時の治験薬を処方されて承認されたと知った
- 病院から承認されたかどうかなどは連絡はなく、気になってはいたが調べる手立てもなかったので分からないままだった
- にきびの治療薬の治験に参加していたが、あと1回通院が残っていた時期に大学への入学準備で忙しく診察に行けなかったので、ここで止めると病院に電話で連絡した
- 治験のための日記をつけるのはまったく苦ではなかったが、毎月の診察ごとに前回出された塗り薬のチューブを忘れずに病院にもっていかなければならないのが心配の種だった
- にきびで悩んでいたとき医師から「ほとんど承認に近いレベルの薬があるが試しにやってみないか」と軽い感じでいわれ、後日病院から連絡があったので改めて話を聞きに行った