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インタビュー時年齢:69歳(2015年5月)
びまん性大細胞型B細胞リンパ腫の補助療法の治験(第3相・プラセボ対照試験)に参加したが、再発して中止。
九州地方在住。2007年にびまん性大細胞型B細胞リンパ腫と診断され、抗がん剤治療を受けて一旦寛解状態になった。その後の補助療法を検討する中で主治医から医薬品の治験を紹介されて参加したが、試験期間中に再発し中止。再発時には「プラセボだったか」ととも考えたが、後悔は全く無かった。今後もできることがあれば最大限協力したいと思っている。
語りの内容
退院するにあたって、主治医の先生が「今後、どうされますか」ということを聞かれて、「今、あなたに対しては、2つの方法があります」と。1つは、この病院に通院して経過を観察しながら今後いくというのと、もう1つは、幸いにも、その治験が今募集があって、という話がありましてね。わたしもちょっと即断できなかったんで、時間いただいて、周囲に相談して。周囲は、すべてが「すべきだ」と。「受けるべきだ」という意見が圧倒的だったもんですから、「じゃあ、受けさせてください」ということで、九州で2ヶ所という、そのうちの1ヶ所にね、主治医から紹介していただいて。で、そちらが大学病院だったんですけど、そちらのお世話になるということになったわけです。
―― その、「治験っていうのがあるよ」って説明された時、どういった説明を受けました?詳しいことって聞かれましたか。最初に。
最初の、治験があってるという紹介は、詳しくありません。ただ、九州で2ヶ所の病院がその治験を受けてやってる、ということぐらいですね。
―― 大学病院ではどういったような説明がありましたか。
大学病院では、それこそ、微に入り細に渡り、すべてのことを説明いただいて、受けるも受けないもわたしの自由だし、途中でやめても可能だし、それから、もうまったく縛るものはありません、と。ただし、副作用がありますから、それらもすべて説明していただいた上で「同意されますか」ということで伺ってですね。期間的には、一応3年ということでお話を聞きました。
―― 大学病院のほうに行っていろいろと説明受けたとおっしゃいましたが、どなたから受けられましたか。
わたしの担当は准教授でした。
―― ということは、医師。
医師です。そこに治験スタッフとして、薬剤師が1名、それと看護師さんでしょうかね、が、1名。これが一応チームとして常にそばに付いてくれるというかたちです。