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インタビュー時年齢:71歳(2015年4月)
大腿骨頸部骨折の手術後に服用する薬の治験(詳細不明)に参加。
北海道在住。2010年ごろ、大腿骨頸部骨折で入院する際に骨折患者で体が健康な人を対象とした治験に誘われた。骨折直後のことで何のための薬かも覚えていないが、人の役に立てると思って参加した。入院中に薬を1日2回飲み、エコー、心電図等の検査を受け、造影剤を入れてレントゲン撮影をした。撮影の際、今でもその跡が残るほど足首を締めつけられて痛かったが、誰かの役に立ててよかったと思う。
語りの内容
―― 骨折で入院して、どういう経緯でどういった治験に参加することになったんでしょうか。
手術をするための、いろんな検査をしましたときにね、その検査結果が多分良かったんだと思うんです。そしたら、すぐ、主治医の先生が来てくださいましてね、それで「ちょっとお話があります」って。それは「治験の話なんですけれども」っていって。「今、足を折った人の中から健康な体の人を今探しているんです」って。それで、その条件にぴったりなのが私だったのでね、それで、できれば協力していただきたいという、そういうような説明がありました。
――足を折った人の何っていうか、何か具体的なこととか覚えてますか、その治験というか、そのお薬って。
ええ、薬を飲むっていうことでした。
――それがどういった、例えば足を折った人が対象なんですよね。
そうなんです。
――その薬って何のためのお薬とかって。
いや、多分、説明あったと思うんですけれどもね、何かもう足を折ってるもんですから、何かぼおっとしてたんですね。だから、何のための薬だったのかは、とにかく分からないですね。