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インタビュー時年齢:52歳(2015年4月)
味覚障害の治療薬の治験(第何相かは不明・プラセボ対照試験)に参加
北海道在住。2010年ごろに友人に誘われ、治験の会社に登録し、健康な人を対象とした第1相の治験を2度経験。そのときに知り合ったCRCに2014年ごろ味覚障害の治療薬の治験に誘われ、治験ではどのようなことをおこなうのか興味もあり参加。第1相試験の経験があったので、不信感や不安などは全くなかった。第1相試験の報酬は高額で、味覚障害の治験は少額だが、報酬の差は治験参加の決め手ではなく、自分が条件に合うかどうかが参加の決め手だった。
語りの内容
―― (治験が)終了されたときに、プラセボだったかどうかというのは教えてもらえるんですか。
いや、それも病院でも分からないで終わるみたいですね。検査機関のほうだけが分かってるっていう。病院もデータを送るだけっていうことで、「それは教えてもらえないです」って言われました。
―― ご自身でプラセボだったかどうかっていうのを知りたいとか、そういうのを思われましたか。
治療の途中までは「ああ、これ、プラセボだ」って勝手に(思っていました)。それこそ片栗粉を固めたような感じだったし、あんまり治療効果っていうのも感じられなかったので、「ああ、外れたな」と思ったけど、だんだん治ってきたので、ま、どっちでもいいかっていう。
―― そのプラセボかもしれないと思ったのは、もうちょっと具体的に、どういうところを見て思われたのか教えていただきたいんですけど。
口に入れたときの感じが、何かうそくさいっていうか(笑)。何かね、崩れやすい感じがしたんですよね。味のついてないお菓子みたいな、ラムネ菓子みたいな感じのような気がしたので、勝手に。
―― 最後までどっちか分からないっていうことだったんですけども、もし聞けるとしたら、プラセボだったかどうかっていうのはお知りになりたいでしょうか。
効果が出なかったときは聞きたかったと思います。
―― でも、今回の場合はご自身で効果を感じられたので。
うん、どっちでもいいかなって。