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インタビュー時年齢:69歳(2015年5月)
びまん性大細胞型B細胞リンパ腫の補助療法の治験(第3相・プラセボ対照試験)に参加したが、再発して中止。

九州地方在住。2007年にびまん性大細胞型B細胞リンパ腫と診断され、抗がん剤治療を受けて一旦寛解状態になった。その後の補助療法を検討する中で主治医から医薬品の治験を紹介されて参加したが、試験期間中に再発し中止。再発時には「プラセボだったか」ととも考えたが、後悔は全く無かった。今後もできることがあれば最大限協力したいと思っている。

語りの内容

―― 少し、えっと、謝礼に関してのお話、聞きたいんですけども。たぶん、えっと、謝金的なものが出てたかと思うんですが。

ええ。毎月ですね、定額。

―― 定額ですか。

はい。定額です。

―― えっと、月においくらぐらい入ってたか。

金額言っていいですか。

―― ああ、大丈夫です。

7,000円です。

―― で、それにかかわる、例えば検査とか、そういうのも、もろもろ無料でしたか。

そうです。すべて病院負担というのか、それは、その、薬局、薬を開発してるほうの負担なのか。たぶん、そうだと思うんですけどね。

―― なるほど。その謝礼に関しては、どういうふうに理解されてましたか。例えば、単純にありがたいとか嬉しいとか、それとも、まあ、申し訳ないとか、例えば、いろいろ感情あると思うんですけども。

そうですね。わたしは、ありがたいという気持ちのほうが強かったですね。当然だとかそんなんじゃなくて。自分の病気に対する薬の効果、もし、仮にこれ、わたしの分がプラセボであっても、その薬がほんとに、最後の段階までいって、その薬によって救われる人が出てくるというんであれば、それだけでわたしとしては非常に嬉しいことなんですね。その上に、そういう手当まで出るっていうことは当初からまったく考えてもみなかったしね。想定外のことで「こんなものまであるのか」というぐらい、気を使ってくれてるのかっていう気持ちはありましたね。

私は: です。

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