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インタビュー時年齢:80歳(2012年11月)
骨粗鬆(しょう)症の治療薬の治験(第何相試験かは不明・プラセボ対照試験)に参加。
首都圏在住。もともとひざの痛みがあり、整形外科に通院していた時に骨粗鬆症だといわれたが、母親の介護のため通院を中断し、特に治療は受けていなかった。その後、2007年に骨粗鬆症治療薬の治験参加者募集の新聞広告を見て、ひざの痛みが少しでも良くなればと考えて応募。治験は薬を毎日1回自己注射するもので、当初1年の予定であったが、さらに1年延長された。
語りの内容
うーん、そうですね。その方その方の考えもあるでしょうし、一概に、私自身はいいと思っても、その方にとってはいいことか悪いことか、それちょっとね、判断できかねますので、その聞かれた方がご自分の考えでいらっしゃるのが一番いいと思いますけども、私は、自分が、治験行って、良かったと思ったんで、あんまりね、気心の知れない方にはお勧めできないけども、自分とこう気心の知れた方だったら、「あなた、よかったら行ってごらんになったら」ってお勧めするかもしれません。
まあ、最後はご自分の判断、あの、判断になるんでしょうけども、まあ、ご自分も迷われてるんだったらば、ご自分が少しでも良くなりたいと思ったらば、半分、半分は賭けで、うーん、良くなった場合にはね、こんないいことないじゃないですか、だから、うーん、いいと思われたときには迷わず私は治験に参加なさるのも一つのいい方法じゃないかなと思ってます。で、お勧めしようと思いますけども。
インタビュー02
- サプリメントなどを飲まずに立ち居振る舞いに苦労することがないのは、治験に入ったおかげじゃないかと思って感謝している
- 自分は参加してよかったと思うので、気心知れたひとにはお勧めする。最終的には本人の判断になるが、良くなりたいなら半分は賭けで参加してもいいのではないか
- 被験者として承諾書を書いた以上、結果のことまで突っ込んで聞くのは被験者として筋違いかなと思った
- 治験を行っている会社から自分の口座に定期的に振り込みがあるのを見て、お金をもらっている以上は余計なことを言ってはいけないと思った
- 説明文書に副作用として挙げられていたもののうちいくつかは自分にも起こったが、耐えきれないほどでもなかったのでこれぐらいは仕方がないかと思いそのまま過ごした
- 仕事のような感じで一生懸命病院に通っていたが、寒い時期は朝早くから家を出ていくのが辛いと思うこともあった
- 効き目のない薬を使う場合もあると説明文書に書いてあったが、治験のために病院に通っているのだから、自分の関与することではないと思って、無条件に指示に従っていた
- 2007年ごろ新聞で「治験」という言葉を見た時は聞きなれない言葉だったので、興味を持った。その後、骨粗しょう症にも治験があることを新聞広告で知ってすぐに電話した