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インタビュー時年齢:64歳 (2021年2月)
感染時期:2020年4月
背景:首都圏在住の女性。コールセンター勤務。1人暮らし。

38~39度の熱が続き保健所に電話してもなかなかつながらず、病院でPCR検査を受けたのは発症から6日目。肺炎の所見があったが、検査結果が出るまで入院はできないと家に帰された。3日後に呼吸困難になり救急車を呼んだ時には血中酸素飽和度は80%台だった。感染症専門病院に入院、一時は気管切開して人工呼吸器を使っていた。5日ほどでようやく熱が下がり、さらに1週間ほどで2回連続PCR陰性となり退院。だが頻脈やせきなどの症状は続いており、後遺症に理解がない職場なのがつらい。

語りの内容

私が、途中ちょっと息ができなかったりとか、せき込みがひどいときもあるんですけど、そういったことへの理解っていうのはあまり会社のほうではないですね。で、結局、…会社に行き始めたのが7月に少し、7月の下旬に少し行って、あとまた休んで、8月、半ばぐらいからまた少し行ってっていう状況で。10月もやっぱり半分は行けなかったですかね。もう体が、何て言うんですかねえ。今はなんか、それはコロナの後遺症だとかってよくマスコミでは言ってますけど、体が起き上がれなかったりとか、すっごくもう動かすのがつらかったりして、「ちょっと、これ会社行けないわ」と思ったりすることが、やっぱり9月、・・・8月9月10月、そうですねえ・・・は、ありましたね。

ま、それ以降もあるんですけど、ちょっと先ほども言ったように、まあ一応仕事で、理解もあんまりないので、ある程度、我慢して行くしかないっていう状況ですね。ただ、こういう自分自身の状況で、コールセンターはちょっとやっぱり向いてないかなあと・・・いうのは、もうちょっと最近は考えてます。しゃべっている途中で、やっぱりちょっとせき込んだり、ミュートにはするんですけどね、せき込んだりして、失礼にあたったりしますので。そういうことがあると申し訳ないなあというところですかね。・・・まあ、そこは最近ずいぶん感じてます。

今日はね、 それほどでもないんですけど、ほんとにね、つらいときってあるので、まあ、そういうときに職場の理解がないと「あ、また休むの?」とかね、そういう感じになっちゃいますから。まあね、コールセンターとかで休むと、ほんとそれは申し訳ないなとは思ってるんですけど、まあでも、もう少し理解してほしいなあとは思いますね。

うん、でも難しいとは思うんです。・・・ほんとにまあ、後遺症なんてほんと人によってね、違いますから。だから私、あの味覚とか嗅覚とかっていうの、まあ、大したことないと思ってるので。それはね、生きていく上ではとりあえずは、とりあえずは何とかなるだろうと、思うので。それに関してね、別にこれ後遺症で、嗅覚がないからとか、そういうことで、どうこう言うつもりも全くないんです。ただ、仕事ができないような状況があるということは、やっぱり・・・あのー、ある程度の理解はしていただきたいなと思いますね。

私は: です。

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