女房が認知症の診断受けて、治療受けながら、おかあさんの看病するっていうのは、やっぱ相当、精神的にも結構しんどかったというのがありまして。あの、亡くなった時の葬儀にもやっぱ、ちょっとやっぱり出席ができなかったんです。ショックで。もう疲れと、ショックで、寝込んでしまいまして。
それで、その翌日…、そうか通夜には出られなくて、告別式には一応出席ができたんですけども、その時、親せきがまあ一応、関西から、ほとんど関西なんで、皆さん関西からみんな見えられて。で、その葬儀の後に女房が一応あいさつするんですけども、あいさつして、自分がアルツハイマーになったということを一応みんなに、まあ話をしたのが、初めて皆さんに話をしたんですけども、その時に。で、自分が病気だったんで、なかなか思うような看護ができなかったっていうことを話をして、その時
私に、全然そういう話はなくて、いきなりそういう話をして。だから皆さんが驚いたんですよね。親せきの方々とか、まあ兄弟も含めて驚いて。だから、亡くなったおかあさんの話よりも、女房の病気の話、僕にいろんな質問があって。「どういう病気なの」とか、「今どうだ」とかいうのをいろんな質問されました。
―― 何かそのことによって、そのご親せきとの付き合い方が変わったとか、そういうことは?
ないですね。ないです。それはそうです、ないですね、まったく。あとは友達にも、皆さんにはやっぱり一応、親しい友達には全部、電話とか郵便で病気をお知らせしました。