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インタビュー時:86歳(2012年7月)
関係:妻(夫を介護)
診断時:夫87歳、妻81歳

2007年に夫が正常圧水頭症による認知症と診断される。夫の希望もあり、手術は行わなかった。夫と2人暮らし、娘3人は独立。夫は元鉄道省で勤務し、退職後は会社員となる。妻は主婦で、30代の頃より、地域でさまざまなボランティアを行ってきた。夫はデイサービス週3回と訪問介護を利用。近所には病名を伝えてある。

語りの内容

そいで、ですから、まあ9月の末から10月にかけてガタッと起きて、ほいで、動けない、うちの中でも部屋で動けなくなるっていうことが重なりましてね。うん、それからいろいろと、うん、ケアマネさんの骨折りやら、あのー、それからデイサービスにもね、あの、週に3回、お願いするようになりましたりね。まあ、ですから、時折は出かけてくれて、まあ私もね。で、そのときの夫の世話で、私、腰を…痛めちゃったんです。で、その前から、私も少しは腰が痛かったんですけどね、それでも、割に元気でね、おりましたからね。
そして、そのときからですね、10月から、あの、デイサービスに3回行く日は朝1時間ヘルパーさんに来ていただいて、あの、起きるをね、起床のお手伝いやら、体を拭いていただいたり、洗面とか、ひげそりのお手伝いとかね、そんなふうなことをしていただいて、私が食事の支度をするっていうようなことで、私もちょうど腰を痛めて、やっとだったもんですからね、それで過ごして、ずっと、あの、来ましたけどね。それで、今は少し落ち着いてきましたね。あのー、それでも、何かしらね、今でも「嫌だ」って言うときはありますけどね。でも、今は考えると、やっぱり10月、去年の10月一番、あのー、おかしかったですね。「あなたは誰だ」って言いましたもの。そして、「あなたはこの家のどういう存在ですか」って言われました。

私は: です。

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