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診断時:51歳
インタビュー時年齢:56歳(2016年7月)

2006年頃から計算ができない、字が書けない、靴下を丸められない等が気になり、受診。うつと診断されたが、年賀状の字を見た友人に勧められ、神経内科を受診。2011年アルツハイマー型認知症と診断された。診断時は公務員(調理関係)で息子・娘と同居。2014年より休職中。インタビュー時、息子は独立、娘は留学中で1人暮らし。平日はデイサービス、訪問リハビリ、ヘルパー等を利用し、週末は当事者の交流会、友人との会食を楽しんでいる。

語りの内容

月曜日が、えーと、訪問リハビリでうちに来てもらって、作業療法士さんにいろいろやってもらって、で、その、それが1時か、あの、1時半からで、そのあと、あ、そのあとヘルパーさんが来て、食事の――わたし自分が、あの、袋とか開けるのにすごい時間がかかるから――で、そういう、買ったのを開けてくれて食べやすくしてくれるようにしてくれたりとか、ちょっと、切れないのは、切ってもらったりとかしてっていう、そういうことを、ヘルパーさんにやってもらったりとかして。で、お昼を食べたりとかして。で、あと、それが月曜日でしょう。
ほんで、火曜日は、あの、デイサービスに行って運動をして、で、あとは、漢字の練習とかもして、それが火曜日ですね。で、水曜日が、また今度ヘルパーさん。娘が、あの、(留学で)いなくなっちゃったんで、ヘルパーさんが、またもう1人入ることになって、で、その人にも、また、あの、ゴミの、ゴミ出しの――わたし、あの、縛ることができないもんだから、その縛るのを(お願いして)。ゴミは出せる、何曜日に出すかっていうのは分かるし、どこに出すかっていうのも分かるんだけども、その、縛るっていうことができないもんだから――そういうのを手伝ってもらったりとかして来ていただいたりとかしたときに、そうやって、あの、今度ゴミ収集日だからお願いしますねって頼んでいて。それが火曜日、あ、いや、水曜日か。
で、木曜日が、あの、木曜日も、あれ、うーんと、作業療法士さんに、訪問リハビリの作業療法士さんに来ていただいて、まず、うーんと、そういういろいろ教えてもらったりとか。あの、財布とかの、扱いがなかなかうまくできないもんだから。で、わたし、うーんと、そういう買い物とかに行ってうしろに並ばれちゃうとすごく焦っちゃって、余計、何か、あの、「早くしなくちゃいけない、しなくちゃいけない」と思っちゃうんですよ。それで、何か、ゆっくりやればできるんだけど、「ああ、どうしょう、どうしょう」っていう感じで。それで、あの、財布の中からじゃらじゃらって下に落っことしちゃったりとか、余計そんなふうになっちゃったりとか、そういう場面があるっていう話を、その、作業療法士さんとかに話したら、ああ、分かって。それで、そのときに、もう、何か、作業療法士さんが、何かいじわる店員さんの役になって、「早く、早く、あ、まだですか」とかって。「まだですか、早くしてください、うしろ並んでいるのに」っていうような感じでシュミレーションをして、そういうとこを、そういうとこをやりながら、あの、わざとそういうふうにやって、で「あ、あ、ちょっと待ってください」って「まあ、待てませんよ、もう、早くしてくださいよ」って言って、わざとそういうふうにやって、そういうのにも、あの、頑張ってやれるような訓練をしたりとか。で、そうですね、あとは、そうですね、そういうのをやってもらったりとかしていますね。それが、あの、木曜日か。
 で、金曜日は、また、ヘルパーさん、違うヘルパーさんに来ていただいて、その人には、あの、わたし計算とかもできないもんだから。で、計算、いろいろ、あの、何だ、職場から送られるそういう書類とかを見てもらったりとか。あの、「今度年金はいつ入る」って、そういうのを聞いて、「いくらぐらい、どれだけ入るよ」っていうのを計算してもらったりとか。そういうふうにヘルパーさんにやってもらったりとかして、それで1週間はそういう感じで過ごしている。

私は: です。

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