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診断時:50歳
インタビュー時:52歳(2014年11月)

夫と子供2人の4人家族。2003年頃、不眠で精神科を受診しうつ病と診断され、約6年間抗うつ薬を服薬した。2012年に自律神経症状や幻視から心筋シンチグラフィ等の検査を受けたが診断はつかず、8カ月後、体調が悪化し再診を受け、レビー小体型認知症と診断され抗認知症薬による治療が始まる。現在は多くの症状が改善している。

語りの内容

あと、あのー、……時間の、あのー、それも…何だったかな、空間認知能力のうちだっていうふうに何か本で読んだんですけれども、時間の…距離感のようなものが、あのー、…ちょっと失われていまして、で、それに気が付いたのは、あのー、…ある新聞記事が面白いなと思って切り抜こうと思っていたら忘れたんですね。で、あ、あれ切り抜かなきゃと、あ、確か1週間ぐらい前だったなと思って、1週間前の新聞を探しはじめたんですね。で、ま、違う、違う、違うって、で、だんだんだんだん探したら、あのー、…きのうの新聞だったんですね。で、そのときに、…初めて…気が付いて、…あ、自分は、その、時間の距離感が分からなくなっている。…で、なかなか、そういうの意識するときってあまりないんですけれども、でも、そのあることがあったことが、それが、3日前なのか1週間前なのか1カ月前なのかっていうことが、…あのー、感覚的に分からないんですね。それがとても説明しにくいんですけれども、あのー、何ていうのかな、立体でないというか、何かのっぺり…していて、…あのー、距離感がない、立体感がないというか、…ま、その距離感がつかめないっていう。自分でも不思議な、何がどうなるとそうなるんだろうみたいに思うんですけれども。そういう障害があります。ただ、それで困ることはあまりない。あのー、……わたし、…何でもよく記録しているので、もし必要になれば、自分でその記録を見て、あ、これは、…2~3カ月前のことだとかって確認するので。…あのー、別に今のところ、それで非常に困ったという経験がないんですけれども。ま、そういう問題はあります。

私は: です。

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