こんにちは、少しご無沙汰しております、DIPEx-Japanです。
7月1日、皆様ご都合いかがでしょうか?
DIPEx-Japan6つ目のモジュールとなる「慢性の痛みの語り」の公開記念シンポジウムが、7月1日(日)東京大学弥生講堂で開催されます。
以下、メインリサーチャーの自治医大佐藤幹代さんから、概要説明を頂きました♪
~~~佐藤幹代さんから~~~~~~~~~~~~~~~~~
今回のモジュールでは、北海道から九州までほぼ全国各地から、大変貴重なお話を伺うことができました。
慢性の痛みとともに生きる41名の方の語りがあります。
それを見守る家族5名の語りもあります。
痛みの原因となる病気やけがが、通常なら治ると思われる期間を超えて持続するとき、それを「慢性の痛み」と呼びます。慢性の痛みはその人や家族の社会生活に大きな影響を及ぼし、経済的な生活基盤を損なうこともあります。私たちは慢性の痛みの体験について、20代から80代まで男女計41名と、40代から50代の家族5名にインタビューを行いました。
体験者ご本人の年齢構成は、22歳〜80歳 、ご家族の年齢構成は、46〜59歳でした。
疼痛期間は、最短で2年から、最も長い方で40年間でした。
痛みの原因となった主な病気やけがは、線維筋痛症、リウマチ・膠原病など、腰椎すべり症・椎間板ヘルニアなど腰の痛み、
頸椎ヘルニア・脊柱管狭窄症など痛み、複合性局所疼痛症候群:CRPS、脊髄損傷・頸椎損傷に伴う痛みや、
確定診断がつかないものもおられました。
長年にわたり、痛みを抱えておられる方はもちろんのこと、ご家族の方々が交流する機会は貴重かと思います。また、慢性の痛みの治療に携わる医療職の方々も、慢性の痛みをもつ人とその家族の語りに触れ、会場で有意義な意見交換ができることを楽しみにしています。どうぞ、お知り合いの方々をお誘い合わせの上、お気軽にご参加ください
~~~佐藤幹代さんから~~~~~~~~~~~~~~~~
以下、シンポジウムのプログラムです。
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●公開シンポジウム
「慢性の痛みとどう向き合うか?~患者の語りから学ぼう」
日時:2018年7月1日(日)13時00分~16時40分
(12時半受付開始)
会場:東京大学農学部 弥生講堂 一条ホール
参加費:1,000円(但し、DIPEx-Japan正会員は500円)
第1部:「慢性の痛みの語り」のご紹介
佐藤幹代(自治医科大学看護学部/「慢性の痛みの語り」
プロジェクト責任者)
第2部:講演
・「慢性の痛みとは?(概論)」柴田政彦
(疼痛医学専門医/奈良学園大学 保健医療学部教授)
・「当事者にとっての痛みの体験」今崎牧生
(心療内科医/頚髄損傷後疼痛当事者)
・三谷直子(CRPS〔複合性局所疼痛症候群〕当事者)
第3部:パネルディスカッション「慢性の痛みとどう向き合うか?~患者の語りから学ぶ」
司会:佐藤(佐久間)りか(DIPEx-Japan事務局長)
パネリスト(50音順):今崎牧生、佐藤幹代、
柴田政彦、三谷直子
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