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インタビュー時:58歳(2021年10月)
関係:母
医療的ケアのある子:長女29歳
四国在住。実母と娘の3人暮らし。

娘は出産時の回旋異常で重度の脳性麻痺となった。
当初は経鼻チューブから栄養を取っていたが、何度も練習し生後4か月頃から経口摂取が可能になった。
胃食道逆流症もあり口腔・鼻腔吸引、喘息のため吸入は今も必要。
娘は地元の小中学校の特別支援学級に通った。
娘が幼児期から、障がい児者の親の会の活動をしている。
娘が成人したとき、社会人としてどう生きていくかを考えた。
現在、児童館での交流や自分のできることを活かし、社会人として生きる娘を応援している。

語りの内容

母は一番(娘)のことを大事に思ってくれてて、私のことも大事にっていうか多分、私を一番に大事に思ってくれてると思うんですけど、一番の応援団ですねえ。

やっぱりいてくれて安心感があるし、もう今、年も86になっているので、介護部隊としてはなかなか役割は担えないんですけれどもその愛情深さというか、それが心のよりどころになっていると思います。

実際、家事の中でも担当してもらえることが多々あるので、私としては非常に助かってますね。

もう一つ、仕事についても役割を担ってくれているのでなくてはならない存在ですね。
だけど、いつまで続くかなあって言ってます。
私が死んだ後あんたたち2人がどうなるんだと、いつも心配ばっかり言ってます。

母がいなくなったらすごく火の消えたようになるかも分からないけれども、だけどそれは順番に行くことなので、それはそれでそのときになったらそのときの絵を描いて、娘と私だけになってもまあ、世の中ほっとかないよねっていうぐらいの気持ちでいます。

いろんな人とそのときに寂しくないようにつながっていけたらいいかなみたいに思ってます。

私は: です。

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