たまたま病院の待合で携帯で新聞を読んでたら、東大生が開発中というSyrinx(サイリンクス)っていう、ハンズフリーの人工喉頭の記事を見かけました。
従来の人工喉頭は自分のとこ(喉)をこう(手で)当てて話すんですけど、ハンズフリーの人工喉頭はつけたまんま話せるんです。
昔からある人工喉頭は、機械音の発声だけど、Syrinx(サイリンクス)の人工喉頭は、途中で声を失った人だったら、今までの動画とかで自分の音声が残ってたら、その音源を使って発声ができるんです。
だから、声がロボットじゃなくって自分の声、残ってた声でしゃべれる。
うちの子みたいに全く声が出せなくて、今までの音源もない子だったら、好きな音源を選んでしゃべれるんです(笑)。
その文を見て、これだったらと思って。
記事にYouTubeでその動画も上がってたんで、それを見たら、使ってみたいってなって。
そっからは、私が頑張りまして(笑)。
どこに問い合わせよう、ここに問い合わせたらいいんだ。
でも、どうやったらこう、目を引いてくれるかなっていう。
多分そういうところのサイトって、いっぱい企業さんとかいろんな人が問い合わせるだろうしと思って、どうやって問い合わせたら引っかかってくれるかなって思いながら、問い合わせをして。
もう本当に簡単で、新聞拝見いたしました。子どもでも使えますかって送ったんです。
そしたら「子どもでも使えます」って返ってきて。
本人に使ってみたいですっていう動画を撮って、送って。
で、声が出てない状況とかを送ってとかして、症状分かっていただいて、そっから開発中のを使わせてもらえるっていう段取りをして。
小学校の卒業式に「はい」って言うっていう目標を、開発の東大生と作って進めていきました。
今は開発中で(使用法を)知らない人はちょっと使えなくて、私がいるとき(だけ使えるもの)なんで、家の宿題で何か読む、文章を読んだりとか、そういうときに使うようにしてます。
――学校の卒業式で「はい」って言うのは、実現したんですか。
実現しました。