上の子が発達障害で、母親にべったりという状態だったんですね。
母親は長男担当、父親は次男担当っていうような形で、担当付けがされてしまった感じで、自然な流れでこうなった。
どちらかが「じゃあ、こうしようか」っていう話をしたわけではなく、今までの(次男の)
通院付き添いに関しても、基本的に私が行くというパターンがほぼほぼ多かった。
入院をしたら2人で、妻と協力しながらやりくりをしてるっていう状態だったので、ほぼ妻が単独で、次男の付き添いで病院に行くというようなこともない状況だったんです。
――一番上のお子さんと、二番目のお子さんで、それぞれ手がかかったり、病院にかからなければいけない時期があった中で、三男を授かって生まれるときの気持ちは、ご夫婦の中でどうだったでしょうか。
正直に話すと、三男ができたときに、葛藤があったんです。
当時その、全く予想外の時期に、ぽんって授かった状態だったので、その当時、妻自身も体調があんまりよくなくって、かなりアレルギーを持っている感じなので、ステロイドを内服してたりっていうタイミングだったんですね。
その段階で授かってしまったんで、妻も、今後の子育てと言うよりは、薬飲んじゃってたけどだいじょぶかなっていう不安がすごく大きかったみたいで。
僕ら的には、兄弟がいっぱいいたほうがいいやっていうな気持ちはあったので、まあ、何とかなるよねっていうぐらいのイメージで、薬の部分での葛藤はあったんですけど、上2人の状態を見て、じゃあっていうような葛藤があったかっつったら、それはなかったですね。
――同じような状況のご家族へのメッセージとして伝えたいことはありませんか。
普通ってすごく難しいんだなって。
うちの場合だともう病気を持ってる子ども、今の環境がもう普通になっちゃってるので、逆に、そのー、普通の家庭ってどうなんだろうっていうのが分からない。
そのところ、そのところで、多かれ少なかれ問題はあるんでしょうけど、普通で過ごすことってすごいことなんだけど、その普通はそれぞれ違うんだなっていうのは感じました。