注射器の形状の物に、薬剤が封入された状態でパッケージされてる商品があって、通常、冷所保管っていうか、冷蔵庫へ調剤されたら保管してる状態な物なんですけども、それを常温に戻して刺激を少なくする。
冷たい物を入れると痛いので、常温に戻して、専用の補助具っていうのがあって、イメージで言うとインスリンの注射のペンがあるじゃないですか。
あれだと簡単にそのまま押し付ければいいじゃないですか。
でも、使ってたのは、シリンジの形をしてるので、そのままだと注射器の状態なんですね。なので、安定させるために、その補助具っていうのがあって、その中にセットするとペンタイプのインスリンのシリンジに近くなるので、それを大腿部に押し当てて、自分の速度で注入してくって感じなんです。
なので、注射の部位ってのは毎回変えなきゃいけない状態なので、(医師に)言われてるのは皮下注射なので大腿部、あと腹部なんですけど、うちなんかだと、どちらかの大腿部、左右で毎回変えての注射が多かったんです。
インスリンだと、パキッて押してしまえば、勝手に薬液が自動的に定量入る感じなんですけど、これの場合だと自分でシリンジの筒を押して押し出して、最後まで注射をしなきゃいけないという状態なので、怖いですよね、結構。
10秒ぐらいかかる感じなので、その間はその状態で保持してる。
なおかつ自分で押し出してなきゃいけない感じなので。
最近、改良されたのが出てきて、ペンタイプという、押し当ててボタンだけパツッと押せばそのまま注入されるという薬剤が、同じ物で出たらしいんですけど、うちはもう点滴に変わってしまったので、それは使うことはなかったんです。
――今、使ってらっしゃる点滴のほうっていうのはレミケード(注1)ですか。
そうです。
――自己注射をしたりケアがある中でも、ご家族の中でのレジャーや旅行、ご兄弟もいる中での楽しみみたいなものもあると思うんですけれど
日程を考えるときにそこに当たらないようにするっていう、要は週1回、2週に1遍とかで、その曜日に当たらないようにするっていう予定の立て方をするっていうことぐらいですね。
他は変わらないです。
(注1)レミケード(インフリキシマブ)は、炎症性疾患に対し、症状を改善する目的で用いられる生物学的製剤です。